3: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/08(日) 17:48:25.02 ID:wh4JBXu80
少年が一人前と認められると、村を襲いかねない人間と戦うべく訓練をします。
訓練とはいえ実践であり、敵意を持った人間を相手に戦闘を行うため、負傷も死もあり得る過酷なものです。
オーク母「これが初の出陣ね。頑張っていらっしゃい!」
4: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/08(日) 18:05:26.70 ID:wh4JBXu80
老オーク「おい、おまえさん」
オークが村から出て、戦闘集団との合流地点へ向かうとき、一人の老いたオークが話しかけてきました。
オーク「どうしました?」
5: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/08(日) 18:27:22.17 ID:wh4JBXu80
少年オークが戦闘集団に合流しました。
そこには、屈強な青年から魔法を使える賢そうな中年まで様々なオークがいました。
オーク「これからどこへ戦闘を仕掛けるんです?」
6: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/08(日) 18:48:44.30 ID:wh4JBXu80
ロード「我が名を呼べ。恐れ奉れ。あらゆる善を討つべく現れ出でよ。」
目の前に召喚されたのは巨大な竜でした。
ロード「少年、供することを許す」
7:名無しNIPPER
2018/07/08(日) 19:00:14.97 ID:wh4JBXu80
ロード「帰還だ。明日からは小うるさい諍いから解放されるだろう」
少年は竜の背中で見る光景に心を奪われて、ロードの言葉に半ば夢うつつで首肯したのでした。
また竜が飛びたち、その風を切るスピードにうっとりとしながら、魔導士たちのところへ戻りました。
8: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/08(日) 19:32:49.58 ID:wh4JBXu80
今回はここまで。
書きためはないので疎らな更新になります。
9:名無しNIPPER[sage]
2018/07/08(日) 21:26:35.79 ID:g2B4esARO
もうスレタイでオチが見える
でも読んでしまう不思議
乙
10: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/09(月) 06:12:14.98 ID:ApRGfkc30
数日後の朝――――
オーク父「ようやく起きてきたな、寝坊助め」
目が覚めて食卓へ向かうと、父親が新聞を読みながら待っていました。
11: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/09(月) 06:43:36.78 ID:ApRGfkc30
ところ変わって、近隣の王国の城にて―――
姫「どうしてオークなんかに怯えて暮らしているのかしら! あんな汚い奴ら、根絶やしにすべきなのに!」
王「こら、口汚く言うものではない。一国の王女たるにふさわしい言動と所作を日頃から」
12: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/09(月) 07:00:55.95 ID:ApRGfkc30
村人A「あの壁を越えてきたかと思ったら、作物の一部と娘を奪って逃げて行ったんです!」
姫騎士「そいつらはどこへ?」
村人A「動向を探っていた猟師は、南の森に走っていくのが見えたと言ってただ。姫様、どうか娘を助けてくれねぇべか!?」
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