オーク「もう姫騎士と関わらないようにしよう」
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10: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/09(月) 06:12:14.98 ID:ApRGfkc30
数日後の朝――――

オーク父「ようやく起きてきたな、寝坊助め」

目が覚めて食卓へ向かうと、父親が新聞を読みながら待っていました。

近頃は父親もすっかり陽気になったようで、オーク一家も周囲の見る目が変わって良くなったようです。

オーク母「ほらほら、台の上を拭いてちょうだい。今から料理を並べますから」

オーク「いいにおいがする…」

オーク母「お父さんの快気祝いに奮発したのよ。ホーラ、新聞を読むのは一旦止めて」

オーク父「わかったわかった。…どうした、浮かない顔をして?」

オーク「戦場に行く途中でおじいさんに妙なことを言われたけど、何だったのかなぁ、って」

終わってみてから熱に浮かされたような状態でしたが、落ち着いてくると不可解に思われてきたようです。

オーク父「凶星、ねぇ。近所に住んでいた占星術師のじいさんは数年前に亡くなってるし、知る手立てはないな」

オーク母「無事に帰ってこれたんだから気にするほどでもないことでしょ。ほら、大好物の人参ハンバーグよ」

オーク「やったぁ! ママ大好き!」

すっかり曇り顔が晴れた様子で、少年は朝餉をぺろりと平らげたのでした。



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