オーク「もう姫騎士と関わらないようにしよう」
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6: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/08(日) 18:48:44.30 ID:wh4JBXu80
ロード「我が名を呼べ。恐れ奉れ。あらゆる善を討つべく現れ出でよ。」

目の前に召喚されたのは巨大な竜でした。

ロード「少年、供することを許す」

ロードは竜の背中に乗ったかと思うと、少年の手を取り隣に乗せました。

先ほどいたところが見る間に遠ざかり、魔導士オークらは数秒で豆粒ほどにしか見えないほど。

魔導士の「遠見」で先ほど見た場所に竜が降り立ち、竜が声を上げました。

その竜の咆哮が轟くと、何事かと寝ぼけて出てきた人々がパニックとなり、駐留していた兵士も我先にと逃げる始末。

ロードはオークから人の姿へと変身し、武器を持ちながらも震えて何もできない男に言いました。

ロード「言伝だ。我らの安息を奪うものには竜の爪が襲うと皆に伝えよ」

男は無言のまま首を縦に懸命に振っています。従順に、言うことを聞くから殺さないでくれ、と態度が示していました。

ロード「次にここに私が来るときは焼け野原になるだろう。避けたいならば、誠意を見せるのだ」

男はその言葉を聞くや否や一目散に走りだし、大声で「災厄が来る!」と狂人のように叫びまわりました。

ロードはその様子を見た後で人の姿から戻り、竜の背中へと戻りました。




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