58: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:12:47.52 ID:5MxZKwKG0
「さすがは結城友奈。ゲッター線適合率がもっとも高かっただけの事はあるな。
まず、先程いったように星々を喰う魔物は休眠状態にあるわけだが、どうやらその復活の時が近づいているようなのだ。
詳しい時期まではなんとも言えんが、少なくとも今年中なのは間違いないだろう。
当然ながら、その戦闘力はバーテックスなど比較にならん。
59: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:14:30.49 ID:5MxZKwKG0
「乃木…さん…?」
園子の姿に毒気を抜かれた東郷が、冷静さを取り戻し、静まり返る。
東郷は、なぜか園子の姿を見ていると心が落ち着き、それ以上怒鳴り散らす気にはなれなかった。
60: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:16:24.27 ID:5MxZKwKG0
「勇者システムの散華について、もう少し詳しく説明するね。
本当はみんな聞くのも辛いと思うけど、大事な事だからしっかり聞いて。
博士が言っていたように、勇者システムはゲッター線をエネルギーとしているの。
ゲッター線は進化を促す以外にも、超高純度なエネルギーとしての性質もあるんだ。
61: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:17:45.19 ID:5MxZKwKG0
突如告げられた真実に気持ちの整理が追い付かず、愕然とする東郷。
顔をうつむかせ、その華奢な肩は小刻みに震えている。
「みんな、私こそゴメン…私が勇者部なんて作らなければ…
62: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:19:55.45 ID:5MxZKwKG0
「どうした?何が言いたい?」
虎彦の言葉に、夏凛は毅然とした態度で返答する。
63: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:22:39.73 ID:5MxZKwKG0
無限に続いているのではないか、と錯覚する程の広大な樹海。
その遥か彼方から飛来する影があった。幼体のバーテックスである。
「すごい数ね…敵もここで決着を付けるつもりらしいわね」
64: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:23:28.64 ID:5MxZKwKG0
今日はここまで
次回で最終回となります
65:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 23:29:03.00 ID:0uDSOG7SO
結城友奈が如く
66:名無しNIPPER[sage]
2018/06/24(日) 04:56:28.98 ID:KC62Ol7io
時天空慶晃は出てこないのか…
67: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 20:00:45.09 ID:8SEhTK000
お待たせしました
最終回、投稿はじめます
68: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 20:03:07.31 ID:8SEhTK000
ついに姿を現した、星々を喰う魔物・ラ=グース。
勇者部はその全身から放たれる威圧感に圧倒され、委縮していた。
「どうしたお前ら、そんなに縮こまりおって!
勇者部五箇条ひとつ!核が怖くて勇者は務まらず!
93Res/75.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20