【ゆゆゆ】結城友奈は極道である【極道兵器】
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60: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:16:24.27 ID:5MxZKwKG0

「勇者システムの散華について、もう少し詳しく説明するね。
 本当はみんな聞くのも辛いと思うけど、大事な事だからしっかり聞いて。
 博士が言っていたように、勇者システムはゲッター線をエネルギーとしているの。
 ゲッター線は進化を促す以外にも、超高純度なエネルギーとしての性質もあるんだ。
 ゲッター線そのものは人体には無害だし、勇者システム自体も普通に使う分には問題ない。
 でも、満開は凝縮した高濃度のゲッター線を一気に人体に照射するから、何かしらの影響が出る。
 それが散華という現象だよ。私は勇者時代に派手にやりすぎて、こんな体になっちゃたけどね…」

そこまで言い終えた園子が、東郷へと向き直る。

「ごめんね、東郷さん…わっしー。
 あの時、私がもっとしっかりしていれば…」

園子に突然謝られた事に戸惑う東郷。
だが、今までの園子の言動から、その理由はある程度推察することはできる。
園子は明らかに東郷の過去を知っている。園子が謝罪したのは、散華の説明の最中。
そして、東郷の失われた記憶と、両脚の機能。そこから導き出される結論は。

「そんな…じゃあ、まさか私の脚と記憶は…!?」

「そう。わっしーは昔、私とミノさん…三ノ輪銀って子と一緒に三人で勇者として戦ってたんだよ。
 そのリボンも私があげた物なんだけど…思い出してくれたかな?」



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