59: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:14:30.49 ID:5MxZKwKG0
「乃木…さん…?」
園子の姿に毒気を抜かれた東郷が、冷静さを取り戻し、静まり返る。
東郷は、なぜか園子の姿を見ていると心が落ち着き、それ以上怒鳴り散らす気にはなれなかった。
園子が知っているであろう自分の過去と何か関係があるのだろうか。
「博士、ここから先は、私に話させていただけませんか?」
「…いいだろう。話すがいい」
早乙女が静かに引き下がる。
これ以上自分が話すより、園子に話させた方が、勇者部を刺激しないだろうと判断したのだ。
「ありがとうございます…みんな、本当にごめんね。
本当はもっと早くみんなに伝えたかったんだけど、監視の目が厳しくて、なかなか召喚するチャンスがなくて…」
園子が申し訳なさそうに、深々と頭を下げる。
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