白菊ほたる『災いの子』
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42: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2018/05/10(木) 17:43:52.49 ID:xTncLF7m0
 それから私は、周子さんに手伝ってもらって準備運動のストレッチをした。

「ん、ほたるちゃん意外と固いね。ちゃんと柔軟やんないとダメだよ、体柔らかいほうがケガしにくいから」

「す、すみません、がんばります」
以下略 AAS



43: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2018/05/10(木) 17:45:55.84 ID:xTncLF7m0
   *

 レッスンを終えて、私は周子さんといっしょに寮に帰ることにした。
 事務所を出る前に周子さんに少し待ってもらって、いつものようにプロデューサーさんに声をかけに行く。

以下略 AAS



44: ◆ikbHUwR.fw[sage]
2018/05/10(木) 17:46:46.50 ID:xTncLF7m0
(本日はここまでです)


45:名無しNIPPER[sage]
2018/05/10(木) 20:50:49.29 ID:8M81jSYSO
笑顔です


46:名無しNIPPER[sage]
2018/05/10(木) 22:00:54.85 ID:f0JIF5EKo
(乙です)


47: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2018/05/16(水) 19:23:03.67 ID:sFL9uHdg0
   05.

 346プロに入ってから頻度は少なくなったけど、今でもときどき夢を見る。
 内容は変わらない。みんなが「お前のせいだ」と私を責めたてて、私が「ごめんなさい」と繰り返す。変わったのは、『みんな』に前の事務所の人たちが加わったことだ。

以下略 AAS



48: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2018/05/16(水) 19:25:16.11 ID:sFL9uHdg0
 プロデューサーさんは、相変わらず負傷が絶えない。

 他のアイドルや社員の人たちともお話をするようになって、ちょっとした噂話を耳にした。
 それによると、私の担当プロデューサーさんは中堅と呼べるくらいにはキャリアがあって、本当なら新人ひとりにかかりきりになっているような立場ではないそうだ。
 ならばなぜ、私の専属になっているのかというと、
以下略 AAS



49: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2018/05/16(水) 19:26:22.62 ID:sFL9uHdg0
 桜舞姫……さくらまいひめ……
 少し考えて思い出す。桜舞姫は周子さんと志希さん、それに相葉夕美さんの3人ユニットだ。
 346プロではよくある期間限定のユニットで、継続的な活動はしていない。だけどメンバーひとりひとりが単独でも十分お客さんを呼べるくらいに人気があって、再度ユニットとしての活動を望む声も多い、と聞いたことがある。

「詳しく、聞かせてもらえますか?」
以下略 AAS



50: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2018/05/16(水) 19:27:51.88 ID:sFL9uHdg0
   *

 翌日、私は臨時のオーディション会場となるレッスン室にやってきた。部屋の前の通路に、緊張した様子のアイドルたちがレッスン着姿でたむろしている。
 社内オーディションは、いちどに3人ずつ入室して審査を行うという形で行われるらしい。審査員は志希さん、夕美さんに、それぞれの担当プロデューサー、それに周子さんのプロデューサーを加えた5人だ。
 入り口のドアに1枚の紙が張ってある。審査の順番が書かれたもののようだった。
以下略 AAS



51: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2018/05/16(水) 19:28:51.92 ID:sFL9uHdg0
「……出番までの時間潰しといってはなんだけど、他愛のない戯言を聞いてもらっても構わないかな?」

 飛鳥さんが言った。

「なんでしょう?」
以下略 AAS



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