三船美優「天道虫 is ……」
1- 20
6:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 14:49:22.38 ID:A6rjc17z0
「そんなにも、君の『不幸』は強力なものなのか?」

 お茶を出し終えた事務員さんが、お盆を持ちながら壁に寄りかかり、腕組みをしました。

「『不幸』って?」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 14:51:43.30 ID:A6rjc17z0
「今までいた事務所でも……たとえば、プロデューサーが、事故や病気で長期入院してしまったり。
 屋外でのお仕事で、雨に降られなかった日は無いですし、レッスンではいつも……」


「……いつも?」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 14:55:06.04 ID:A6rjc17z0
「あながち眉唾物じゃないのかもなぁ」

 自分のデスクでコーヒーを啜りながら、プロデューサーさんは一人納得するように呟きました。

 応接スペースでは、事務員さんが白菊さんと、契約に関する書類の確認を進めています。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 14:57:26.95 ID:A6rjc17z0
「……え?」

 任せる? ――何を?


以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:01:13.30 ID:A6rjc17z0
 ――――。


 小さい頃から、聞き分けの良い子だと、言われて育ちました。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:04:52.36 ID:A6rjc17z0
「いえ、あの……現地集合で大丈夫です。道は、調べれば分かりますから……」
「そ、そうですか……?」



以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:07:34.28 ID:A6rjc17z0
「あっ、お疲れ様です美優さんっ! もう足の具合は良いんですか?」

 元気で溌剌とした、いつものトレーナーさんが、スタジオに入るなり声を掛けてくださいました。

「あ、いえ……今日は、私ではなくて……」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:10:02.70 ID:A6rjc17z0
「はぁ、はぁ……」

「初めてですし、無理しないで大丈夫ですよ。水分補給しましょう、はいっ!」
「す、すみま……はぁ、す、すみません……」

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:11:55.48 ID:A6rjc17z0
 腰に手を当てて、うーん、と何か思案した後、トレーナーさんはポンッと手を叩きました。

「白菊さん、ちょっと体が硬いかも知れませんね。
 お家でもできる柔軟体操、一緒にやってみましょうかっ。いきなりステップばかりだと疲れちゃいますし」

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:17:23.45 ID:A6rjc17z0
 誰が叫んだのか、一瞬分かりませんでした。

 それに意を介する暇もありませんでした。


以下略 AAS



226Res/193.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice