小日向美穂「神様にはセンチメンタルなんて感情はない」
1- 20
38:名無しNIPPER[saga]
2018/04/24(火) 22:48:38.20 ID:WQSNhX7B0
「卯月さんのお力になりたい……美穂さんは先ほどそう仰っていましたね」

私は力強くうなずいた。

「であれば私から言えることは2つあります。ひとつは祈るのを止めないということ、もうひとつは――」
以下略 AAS



39:名無しNIPPER[saga]
2018/04/24(火) 22:49:17.18 ID:WQSNhX7B0
「どうしたの、お姉ちゃん」

「文香ちゃんに呼ばれたの。べつにおどかそうって思ったわけじゃないよ?」

「透けてるみたいだけど……」
以下略 AAS



40:名無しNIPPER[saga]
2018/04/24(火) 22:49:55.34 ID:WQSNhX7B0



ねえ、わたし思ったんだけど。

以下略 AAS



41:名無しNIPPER[saga]
2018/04/24(火) 22:50:43.99 ID:WQSNhX7B0
私たちは大きな建物の屋上でアイスキャンディーを食べながらさっき観た映画の感想を言いあっていました。

それでお姉ちゃんがあんまり映画の出来をけなすので私は映画がかわいそうだと思って反論しようとするんだけど、お姉ちゃんにさからうと後がこわいので仕方なくキャンディをぺろぺろ舐めてごまかすのでした。

この屋上は私たちのお気に入りの場所で、昼間は遠くの景色までよく見えるし、夜は星がとても綺麗なので、私たちは映画を観終わったあとはいつもここに来るのです。
以下略 AAS



42:名無しNIPPER[saga]
2018/04/24(火) 22:51:15.24 ID:WQSNhX7B0
「たぶん、そういうことじゃないと思う。この映画で言いたかったことは、人はみんな自分に都合の良いように現実を歪めて見ていて、それを思い出として自分のなかにもう1つの現実を作ってしまうってことなんだと思う」

「ふーん……?」

「でもそれって悪いことじゃないと思うの。だって人は生きてる限り、好むと好まざるとにかかわらず誰かの思い出になるわけでしょ?」
以下略 AAS



43:名無しNIPPER[saga]
2018/04/24(火) 22:52:01.65 ID:WQSNhX7B0
もしお姉ちゃんの言うとおり物語に必ず終わりがあるなら、あの2人の女の子の物語が今もまだ心のなかに残り続けているのはどうしてだろう?

私はこんな風に考えました。

たぶん、物語というのは私たちがそれを忘れないかぎりいつまでも終わらないもので、そしてきっと私自身も、私以外の誰か――たとえばお姉ちゃんなど――の思い出のなかに残り続けるかぎりいつまでも終わらないものなんだと思う。
以下略 AAS



44:名無しNIPPER[saga]
2018/04/24(火) 22:52:34.29 ID:WQSNhX7B0
「回るものの中心には何があるのかってこと。万有引力の法則にしたがって考えればそこには引力が働いていると分かるけど、じゃあ引力の正体って何? それがいまの私の研究課題」

バンユウインリョクなんて言葉を初めて聞いた私にはおそらく全然ついていけない研究だと思いました。

「こればかりは結論を出すのに少し時間がかかりそうね。まあ、あんたの意見も参考にして考えてみるわ」
以下略 AAS



45:名無しNIPPER[saga]
2018/04/24(火) 22:53:29.87 ID:WQSNhX7B0
「わたしこっちがいい」

私が指差したのは粘土で作られた動物たちが冒険するアニメ映画でした。
お姉ちゃんは呆れたように溜め息をついて、

以下略 AAS



46:名無しNIPPER[saga]
2018/04/24(火) 22:54:37.36 ID:WQSNhX7B0



ずっと祈りつづけていた。

以下略 AAS



47:名無しNIPPER[saga]
2018/04/24(火) 22:56:05.79 ID:WQSNhX7B0


そしてある日、夜空に飴が降った。


以下略 AAS



57Res/75.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice