438:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:47:52.37 ID:90dRlIqZ0
「二人のお邪魔しちゃ悪いよね」
「そんな、気を遣わなくても」
439:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:48:18.69 ID:90dRlIqZ0
「それじゃあ、私たちは行くね」
「千早ちゃん、また事務所でね」
440:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:56:36.64 ID:90dRlIqZ0
あずささん達が開けたのだろうか。
窓から風が吹き込み、私たちの顔を撫でる。
441:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:57:06.51 ID:90dRlIqZ0
「いっぱい、いっぱいあるのに」
湯呑みを持つ手に力が入る。
442:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:57:32.19 ID:90dRlIqZ0
「高校で一人ぼっちになった時」
「夢の中で会った時」
443:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:58:09.77 ID:90dRlIqZ0
「でも、皮肉ね」
「そんなあなたから沢山の言葉をもらったのに」
444:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:58:36.36 ID:90dRlIqZ0
ピタリと、思考が止まる。
「痛っ……」
445:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:59:02.05 ID:90dRlIqZ0
「あの子……?」
見つけた絆創膏を貼りながら。
446:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:59:49.24 ID:90dRlIqZ0
――違う。
そこまで考えて、はたと気づいた。
447:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 20:00:24.50 ID:90dRlIqZ0
あの日、天海春香と言う名前を知って。
私は、その名前に囚われてしまっていたのかもしれない。
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