422:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 16:44:26.69 ID:90dRlIqZ0
伝えたいんです。
私の気持ちを。
423:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 16:45:10.39 ID:90dRlIqZ0
「私は、詞をうまく書けるわけではありません」
これまで筆をとったことは殆どない。
424:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 16:46:06.94 ID:90dRlIqZ0
「いやあ、千早は話が早くて助かるよ」
「え……?」
425:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 16:47:04.57 ID:90dRlIqZ0
プロデューサーの車で事務所へ戻る途中。
運転をしながら、プロデューサーが口を開いた。
426:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 16:47:34.07 ID:90dRlIqZ0
パズルのピースが、一つ一つはまっていく。
散々遠回りしてしまったけれど。
427:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:27:18.09 ID:90dRlIqZ0
誰もが寝静まった頃。
私は一人、閉ざされた部屋にいた。
428:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:29:32.86 ID:90dRlIqZ0
どれだけ書き続けていただろう。
投げ捨てた紙屑が何かに当たり、ころん、と音がした。
429:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:30:10.33 ID:90dRlIqZ0
「ねーねー、千早お姉ちゃん。何書いてんの?」
「真美にも見せてよ!」
430:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:30:56.93 ID:90dRlIqZ0
「大丈夫よ、律子」
「そう? でも双子はさておき、手元は何やら行き詰ってるみたいじゃない」
431:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:31:46.22 ID:90dRlIqZ0
「春香に教えてもらったこと……春香に伝えたいこと」
「千早お姉ちゃんってば、ほんとにはるるん好き好き人間ですなー」
432:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:32:19.50 ID:90dRlIqZ0
「ここ最近、それに集中してて病院行ってないでしょ」
「言われてみると……」
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