千早「賽は、投げられた」
1- 20
428:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:29:32.86 ID:90dRlIqZ0

どれだけ書き続けていただろう。

投げ捨てた紙屑が何かに当たり、ころん、と音がした。


「あら、何の音かしら……」


筆を置き、我に返る。

すっかり固まってしまった身体を伸ばし、目線を上げる。

いつか固く閉ざした、重々しい扉。

その横に、人が通れるかどうかくらいの小窓があることに気付いた。


痺れる身体に鞭を打ち、立ち上がる。

小窓の中からは、何やら賑やかな喧騒が聴こえた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice