226:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:12:53.37 ID:Uj/nf4tu0
入口にあった表札。
227:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:14:25.36 ID:Uj/nf4tu0
春■。
228:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:15:53.56 ID:Uj/nf4tu0
あっという間に心が熱く熱く燃え上がる。
冷え切っていた私にとって、その動きは急激過ぎて。
229:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:17:08.10 ID:Uj/nf4tu0
春香!
ああ、春香、春香、春香!
230:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:19:33.69 ID:Uj/nf4tu0
春香!
春香、寝てなんていないで早く起きて!
231:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:20:06.50 ID:Uj/nf4tu0
春香は、何も喋らない。
目を閉じて、小さな寝息を立て続けるだけ。
232:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:21:07.30 ID:Uj/nf4tu0
「目を覚まさないんだよ」
春香をゆする私の手を押さえ、プロデューサーは言った。
233:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:21:58.15 ID:Uj/nf4tu0
「寝る時間が徐々に長くなってきて、あの夜、とうとう……」
「そんなこと……全然聞いてない……」
234:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:22:53.74 ID:Uj/nf4tu0
どうして、こんな。
折角会えたのに。
235:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:23:34.65 ID:Uj/nf4tu0
「俺には何もできない」
プロデューサーは項垂れながら、スーツを握りしめる私の指を解いた。
236:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:24:25.35 ID:Uj/nf4tu0
「……待っていること、しか?」
ふと、プロデューサーの言葉を復誦してみた。
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