千早「賽は、投げられた」
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234:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:22:53.74 ID:Uj/nf4tu0

どうして、こんな。

折角会えたのに。

届きそうなどころか、実際に触れられる距離にいるのに。


たった今、私たちは触れ合っているのに。


やっぱり、私と春香の心は、こんなにも遠い。

地球の裏側よりも遠いところに、春香はいる。

あの南京錠のかかったドアの遥か先に、春香はいる。


「どうして」

「……」

「どう……してぇっ……!」


頬が濡れる。

久しぶりの潤い。

乾き切ったと思っていたのに、まだ湧き出る源泉があったなんて。


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