千早「賽は、投げられた」
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232:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 10:21:07.30 ID:Uj/nf4tu0

「目を覚まさないんだよ」


春香をゆする私の手を押さえ、プロデューサーは言った。


「丁度、千早が発作を起こして入院した日」

「あの夜から、目を覚まさないんだ」


私の呼びかけに、春香は全く答えない。

穏やかな寝息を乱せば、今すぐにでも起きそうなのに。


「病気……というのも少し違うんだけどな」

「長い間寝ては少し起きて、長い間寝ては少し起きて……」

「これまでも、そんな生活を送ってた」


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