伊織「『百年たってもやよいおり』? ……何よこれ」
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25:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:03:27.24 ID:JKum/CnfO

「伊織ぃ……やよいぃ……今日までよぐがんばっだなぁ……!」

「バカ、いい大人が泣いてんじゃないわよっ……!」

以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:05:18.82 ID:JKum/CnfO

山の頂上まで到達すれば、あとは下りるだけだ。

山を下りたら次に登るべき山が待っている。

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:07:17.89 ID:JKum/CnfO

三人が別れを惜しむ時間は、飛行機搭乗を促すアナウンスの抑揚のない声で終わりを告げる。

数分が数秒に思えるほど時間が短く感じられた。

以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:10:49.00 ID:JKum/CnfO

ふと我にかえると、箸を持ちながら泣いていた。

……箸?

以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:12:28.74 ID:JKum/CnfO

なぜだか今日は一人でいると碌なことがないような気がする。

結局、伊織は予定していた時刻よりも30分早く待ち合わせ場所へ来てしまった。

以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:14:26.51 ID:JKum/CnfO

新堂は伊織が日本を経つ前の時点で既にいい歳だったはずだ。

八年経った今も彼が現役だという事実を考えると、伊織の心はそれだけで感謝と賞賛の想いでいっぱいになる。

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:16:40.93 ID:JKum/CnfO

「それより伊織お嬢様、お屋敷へ帰る前に少し時間はございますかな?」

「時間? あるけど、何かあるの?」

以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:19:59.40 ID:JKum/CnfO

「会いたかったよ伊織ちゃん!!」

「ちょ、ちょっと……!」

以下略 AAS



33:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:22:06.19 ID:JKum/CnfO

「……じゃあ、胸は?」

「……へ?」

以下略 AAS



34:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:23:47.08 ID:JKum/CnfO

改めてやよいを見る。

昔の無邪気な表情はそのままだが、控えめにチークを塗っているようだ。

以下略 AAS



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