【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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8:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:45:30.07 ID:ueeqel/10
日菜(お医者さんとおかーさんからことの状況を説明されたおねーちゃんの困惑は大きなものだったと思う)
日菜(最初は『何の冗談かしら』と真面目に取り合わなかったけど、スマートフォンの日付やカレンダー、最近のニュースを見せられて、おねーちゃんは混乱していた)
9:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:46:08.47 ID:ueeqel/10
医者「通常、軽い脳震盪ですからそこまで長引くことでもなく、次第になくした記憶も取り戻すでしょうが……」
日菜(言い辛そうに喋っているお医者さんを見て、あたしは泣き出しそうだった)
10:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:46:34.98 ID:ueeqel/10
4月11日――(斜線で訂正されている)――2月7日
目を覚ますと悪夢のような現実が私を待ち受けていた。
11:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:47:06.32 ID:ueeqel/10
――氷川家 リビング――
日菜「しばらくパステルパレットの活動も、学校もお休みする」
12:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:47:44.59 ID:ueeqel/10
白鷺千聖『……もしもし? どうしたの、日菜ちゃん』
日菜「あ、ごめんね、千聖ちゃん。こんな朝早くに」
13:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:48:19.73 ID:ueeqel/10
日菜(思わず口から漏れた言葉のせいで、実感してしまった)
日菜(これは冗談でも夢でもなんでもなくて、本当におねーちゃんは……みんなとの大事な思い出をなくしちゃったんだ)
14:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:48:51.95 ID:ueeqel/10
日菜(おねーちゃんが入院する大きな総合病院までは、家から歩いて20分くらいのところにあった)
日菜(あたしは事務所に休養申請の電話をしたあと、準備をしてから家を出発する)
15:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:49:19.17 ID:ueeqel/10
日菜(おねーちゃんは窓の外を見たまま相づちをあたしに返す)
日菜(こっちの方は1回も見てくれない。それが寂しかった)
16:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:49:59.60 ID:ueeqel/10
紗夜「……現実、なのね」
日菜「え……?」
17:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:50:31.77 ID:ueeqel/10
日菜(違う、きっとおねーちゃんが欲しいのはこんな言葉じゃないんだ)
日菜(でも正解が分からない。どんな言葉をかければおねーちゃんが喜んでくれるか、楽になれるか分からない)
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