【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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13:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:48:19.73 ID:ueeqel/10

日菜(思わず口から漏れた言葉のせいで、実感してしまった)

日菜(これは冗談でも夢でもなんでもなくて、本当におねーちゃんは……みんなとの大事な思い出をなくしちゃったんだ)

千聖『……そう、分かったわ』

日菜「……ごめん、ごめんね、千聖ちゃん」

千聖『謝る必要なんてないわよ。……話せるようだったら、詳しく話を聞かせてもらえないかしら?』

日菜「…………」

日菜「ごめん、話すにはもう少しかかりそう……なんだ」

千聖『そう……』

日菜「一応、あたしから事務所の方に連絡はするんだけど……」

千聖『大丈夫、みんなには私から言っておくわ』

日菜「うん、ごめんね」

千聖『ふふ、今日の日菜ちゃんは謝ってばかりね』

日菜「……ごめん」

日菜(いつになく優しい千聖ちゃんに胸が詰まる)

日菜(あたしは本当にいい仲間に恵まれているんだ。そして、あたしはそれをおねーちゃんから奪ってしまったんだ)

千聖『……日菜ちゃん、1つ約束してくれるかしら?』

日菜「うん……なにを?」

千聖『いつでもいいから、事情を話せるようになったら、きちんと私たちに説明してくれる?』

日菜「……うん、する」

千聖『それならいいのよ。……何があったかは分からないけど、1人で抱え込まないでね?』

日菜「……ありがと、千聖ちゃん」

日菜(それから一言二言会話を交わして通話を切った)

日菜(……やっぱり千聖ちゃんに電話をして正解だった。落ち着きなくザワザワしている胸の内も、千聖ちゃんと話しているうちに少しは落ち着いたような気がする)

日菜「千聖ちゃんは……頼りになるなぁ……」

日菜(あたしもおねーちゃんにとってそういう存在でいたいな……)

日菜(そう思いながら、今度は事務所の電話番号を呼び出した)


……………………


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