【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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11:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:47:06.32 ID:ueeqel/10

――氷川家 リビング――

日菜「しばらくパステルパレットの活動も、学校もお休みする」

日菜(おねーちゃんの記憶がなくなった翌日。あたしは両親にそう言った)

日菜(おとーさんは『……そうか。分かった』とだけ頷いて、しばらく学校を休む旨を学校に電話してくれた)

日菜(おかーさんは『あなたのせいじゃないんだから、あまり抱え込まないでね……』と悲しそうな顔であたしに言ってくれた)

日菜「ううん、そういうんじゃないよ、おかーさん。あたしがおねーちゃんの傍にいたいからお休みするんだ」

日菜(そのあたしの言葉を聞いて、おかーさんは悲しそうな顔のまま目を伏せるだけだった)

日菜(……分かってる。あたしがこんなことを言ったって、負い目を感じてやっているって思われるのは)

日菜(それでもこれはあたしがやらなくちゃいけないことだから、せめて明るく振舞わなきゃ)

日菜「病院の面会時間って10時からだよね?」

氷川母「ええ……そうよ」

日菜「分かった。そしたら今日は1日中おねーちゃんと遊んでくるねっ!」

日菜(それだけ言うと、あたしは足早に自室へと戻った。これ以上、おとーさんとおかーさんの悲しそうな顔を見ていると泣いちゃいそうだったから)

日菜(部屋に戻ると、あたしはスマートフォンを手に取って、パステルパレットの連絡先を呼び出す)

日菜(誰に話すか少し迷ってから、千聖ちゃんの名前をタップした)

日菜(スマートフォンを耳に当て、コール音が3つほど続いたところで電話が繋がる)


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