追われてます!'
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98:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:38:56.85 ID:fFo8HSJq0

 したところで身にならない話は聞いている側からすれば苦痛になりかねない。
 何か他人に誇れるものや知識量が豊富なものでもあれば、それについて語ることはできるかもしれない。

 ただ、それだって実際のところ難しい。
以下略 AAS



99:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:39:57.45 ID:fFo8HSJq0

「え、なに。俺と関わりある人?」

「関わりも何も同じクラスだぞ」

以下略 AAS



100:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:40:49.24 ID:fFo8HSJq0

「そうそう。川内アオイちゃん」

「名字かフルネームで言ってよ」

以下略 AAS



101:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:42:04.44 ID:fFo8HSJq0

「川内さんからの質問にはなんて答えたの?」

 話を終わらせてもよかったのだが、なんとなく悪い予感がしてそう訊いてみると、

以下略 AAS



102:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:43:02.59 ID:fFo8HSJq0

「まて。どうしてそうなる」

「それな。俺もめっちゃ驚いたわ」

以下略 AAS



103:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:43:39.21 ID:fFo8HSJq0

「あとはなんつーか、おまえはまず恋愛に興味ないんじゃないかと俺と善くんは考えてだな……」

「……」

以下略 AAS



104:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:44:44.41 ID:fFo8HSJq0

 ただ軽口に軽口を返したつもりだったのだが、
 ソラは笑みを浮かべるでも頷くでもなくじっとこちらを見て、

「そうか。つまりあの子以外に興味がないってことだな」
以下略 AAS



105:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:45:52.15 ID:fFo8HSJq0

 てっきりしてやったりとでも言いたげな表情をされるだろうと踏んでいたのだが、彼は柔和に笑うだけだった。
 そんな顔をされては何も言い返せず、僅かながら気恥ずかしくなるような沈黙が落ちる。

「……で、話は戻るけど、最近楽しいのか?」
以下略 AAS



106:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:46:43.78 ID:fFo8HSJq0

 昨夜部室を空けた際に奈雨と三人が話をしたというのは知っている。
 共通の話題といえば俺のことくらいなもので、東雲さんも言っていたが結構ノリノリで話していたらしい。

「変わってないと思うよ、俺も」
以下略 AAS



107:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:47:25.97 ID:fFo8HSJq0

 ちゃんとわたしを見てくれるなら──、奈雨はそう言っていた。

 買い出しの帰り道で、話の流れに従ったとはいえ奈雨への好意が恋愛的なものであると告げた。
 それが答えになったのかもしれない。だから、と考えるのはさすがに短絡的だし自惚れすぎか。
以下略 AAS



108:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:48:26.42 ID:fFo8HSJq0

「当たり前だけど、ソラといるときだって楽しいよ」

 何気なくそう口にすると、彼は「うーん」と首を捻りながら呟いて、それからおかしそうに笑った。

以下略 AAS



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