108:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:48:26.42 ID:fFo8HSJq0
「当たり前だけど、ソラといるときだって楽しいよ」
何気なくそう口にすると、彼は「うーん」と首を捻りながら呟いて、それからおかしそうに笑った。
「そういうのさ、もっと言ってくれよ」
「楽しいって?」
「ああ」
「そりゃ楽しいよ。言わなくても伝わってるかと思ってた」
つまらなかったらこんな長い期間付き合いが続くわけないだろうし。
「でもおまえ……そういうときあるだろ。親しき仲にも礼儀ありみたいな」
言って、彼は気恥ずかしそうに目を逸らす。
え……、と一瞬考えて、
なるほど、とすぐに思い至る。
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