奈緒「志保、コタツはいつでも出せるんやで」
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26:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:26:21.90 ID:3iKMEwHU0
「運ぶの手伝ったんだから、許してくださいよ」
「あほか。だいたい、志保がおらんでも誰か手伝ってくれたわ。私、人徳に溢れてるし」
「まぁ、否定はできませんけど」
「そこは突っ込んでほしい」

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:26:56.87 ID:3iKMEwHU0
「可奈がコタツ布団、簀巻きにして背負っとったなぁ」
「垂直の布団が歩いてましたからね。完全にコメディ映画でした」
「静香と志保の息があわんと、電信柱に天板ぶつけそうになったり」
「そんなこともありましたね」
「ぶつけそうになると、エミリーが『oh my god!』って叫んどったからな」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:27:26.41 ID:3iKMEwHU0
「きみな……もっと言う事あるやろ……」
「拭いてください」
「もちろん拭くよ。
 ……くそっ、あんなギャグで……いやでもアミーゴいう奴やしな……」

以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:28:09.65 ID:3iKMEwHU0
「後悔はしてないんです。
 765プロにいたときのことは本当に夢みたいで、同時に、誇りでもあります。
 素晴らしい仲間と過ごせた時間を、キャリアを、汚さないようにやってきたつもりです」

 私はそうやって、この7年間を過ごしてきたのだと思う。
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:28:39.64 ID:3iKMEwHU0
「例えば学校での青春やったり、恋人との甘い一時やったり、気のあう仲間との時間やったり。ぬくぬくーっとしたあれ、コタツみたいやんか」

 思い返す。なるほど、奈緒さんの言い方はおもしろい。
 あの日々はコタツのようだった。一理ある。

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:29:18.16 ID:3iKMEwHU0
「楽しそうやんけ」
「……ライアールージュなんで、澄ましてますけど」
「あげあしをとらないっ!」

 歌がきこえる。私の歌だ。
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:29:58.27 ID:3iKMEwHU0
 ――どれくらい、経っただろうか。

 いつの間にかライブの再生は終わっていて、部屋の中はしんと静かになっている。
 奈緒さんにメールをみてもらおうか、いや気恥ずかしいしやめとこうか、でも本来であれば奈緒さんにも送るものだしな、なんて考えて顔をあげた。
 そして、思わず笑い出してしまう。
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:30:26.08 ID:3iKMEwHU0
 ……読んでくれるかな。ぱっと見は奈緒さんからのメールだから、開いてはくれるはずだ。
 でも、すぐに削除されるかも。後日、奈緒さんに文句が入るかもしれない。
 それでも仕方ないよな、なんて考えていると、掌の携帯が震えた。思わず取り落としそうになって、焦る。

 メールが来ていた。開く間もなく、それが繰り返される。
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:33:08.59 ID:3iKMEwHU0
終わりです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございましたー。

奈緒と志保の過去作も貼っておきます。

以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage]
2018/01/18(木) 22:04:52.90 ID:mnU31/uv0
泣いた
おつ


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