恭子「充電?」咲「はい」
1- 20
3:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:17:29.33 ID:3BTb0vF80
夜も更けてようやくバイトを終えて帰宅した咲は

一人暮らしのアパートの鍵を開けた。

1Kのさして広くもない部屋に入ると
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:17:57.02 ID:3BTb0vF80
つい先日車の免許を取った恭子の最近の息抜きは

練習と銘打って実家の車でドライブをすることだそうで、

「今度咲も乗せてやるわ」なんて言っていたのではなかったか。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER
2018/01/01(月) 21:18:26.52 ID:3BTb0vF80
と、そこで両手に持っていたそれが振動する。

着信だ。相手は恭子。

咲は一も二もなく通話ボタンを押した。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:18:52.11 ID:3BTb0vF80
恭子『それで、夕飯は食べたん?』

咲「いえ、ちょっと食欲がなくて。プリンを買ってきたので今から食べようかと」

さっきまで所持金0円だったので食いっぱぐれました、なんて本当のことを言おうものなら
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:19:21.99 ID:3BTb0vF80
想 い人の声がたくさん聞けて、嬉しいやら何やら。

小言モードスイッチが入ったところで

咲はビニール袋をガサゴソ漁ってプリンを取り出した。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:19:49.82 ID:3BTb0vF80
蓋の半開きになったプリンは勢いあまって咲の指を滑り、

あえなくお気に入りのカーペットを汚していた。

その時の無力感たるや。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:20:30.65 ID:3BTb0vF80

***

覗き穴からダークブラウンのコートが見える。

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:21:19.55 ID:3BTb0vF80
真新しいフェイスタオルを手渡す。

恭子は玄関から動かなかった。

咲「どうやって来たんですか?終電は終わってるし、近くにパーキングはないでしょう」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:21:51.22 ID:3BTb0vF80
咲にとって、今日は散々な一日だった。

傘は折れて服は濡れるし、財布も携帯もない。

仲の良い友人とはつまらぬ口喧嘩。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:22:44.54 ID:3BTb0vF80
翌朝。

恭子「……咲」

咲「恭子さん、おはようございます。いいタイミングでしたね」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:23:19.75 ID:3BTb0vF80
こうなると気分の沈みは恭子不足によるものだったのではとさえ思えてくる。

お互い大学にバイトに忙しく、およそ2週間ぶりの逢瀬だった。

咲「晴れてよかったですね。今日は2限からですよね?」
以下略 AAS



22Res/13.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice