6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:18:52.11 ID:3BTb0vF80
恭子『それで、夕飯は食べたん?』
咲「いえ、ちょっと食欲がなくて。プリンを買ってきたので今から食べようかと」
さっきまで所持金0円だったので食いっぱぐれました、なんて本当のことを言おうものなら
延々と続く小言の嵐に見舞われてしまいそうだったので、事実は胸に留めておいた。
食欲が落ちているのは本当だから、まるっきり嘘ではないだろう。
そう自分 を納得させて、最近やたら咲の事情を看破してくる恭子の目を逸らさせるべく矢継ぎ早に続ける。
咲「せっかく恭子さんのドライビングテクニックを体験できるいい機会だったのに、無下にしちゃってすみません」
恭子『別にいつだって乗せてやるで。それより咲、体調崩してるん?』
咲「……いえ、どうしてですか?」
ぎくりと竦む。
恭子『声に覇気がない。あんたに食欲がないのはしょっちゅうやけど、まさか風邪でもひいてるんじゃないやろうな』
咲「疲れているだけです。時期的に仕方ないですね」
恭子『疲れていても三食きちんとした食生活を送るよう心掛けろといつも言ってるやろ』
今日も長くなりそうだ。
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