4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/18(月) 23:27:42.99 ID:YUfqXVrMo
「違う? なら――分かったぞ! 貴様、もしや百合子じゃないな!?」
言って、指をさされた少女が「くくく」と悪魔的に笑い出す。
5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/18(月) 23:29:27.81 ID:YUfqXVrMo
===
「でな」
「はい」
6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/18(月) 23:31:11.92 ID:YUfqXVrMo
「う、あぁ〜! そんにゃ、そんな、おもきりひてーしなくたゃっへぇ〜!!」
えんえんえんと泣く、泣く、泣く。
7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/18(月) 23:33:09.48 ID:YUfqXVrMo
「ホントにこいつは……ああもう! 小さい頃から要らん事ばかり覚えおって!」
「要らなくないもん! 大事だもん!」
8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/18(月) 23:35:49.79 ID:YUfqXVrMo
少女が膝立ちになってにじり寄り、男は離れようとその身を仰け反らす。
「そりゃあ招待状貰ったら寄ってみるよ。親戚の付き合いってモノもあるワケだし……」
9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/18(月) 23:40:22.26 ID:YUfqXVrMo
言われ、少女は驚いたように「えっ?」と呟いた。
「それって、Pさん、もしかして……。私は2号さんになれと?」
10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/18(月) 23:42:59.00 ID:YUfqXVrMo
その結果としての少女と男の同棲だ。
彼女にしてみれば棚から牡丹餅、
男からすれば寝耳に水の引っ越しである。
11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/18(月) 23:46:07.00 ID:YUfqXVrMo
「百合子! お前は大事なことを忘れているっ!!」
ストップをかけるよう手をかざし、叫んだ男の言葉に少女の動きがピタリと止まる。
12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/18(月) 23:47:44.74 ID:YUfqXVrMo
しかし男は徐々に勢いを失って、最後の方はもにょもにょと。
だが、百合子はそんな彼に「ぐぬぬ」と唇を噛んで見せ。
「私、それでも負けません! 幼馴染が負けヒロイン……。
13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/18(月) 23:49:37.13 ID:YUfqXVrMo
===
以上おしまい。以前ハーレム物、正確に言えば女難物に挑戦しようと書いた麗花さんの話に紬の話、
それから美咲ちゃんが妹だった世界と同じ舞台。(勃起討論とはまた別です)
前作たちが余りP好き好きって感じじゃ無かった反動か、もしPに対して「好きです!」「愛してます!」「結婚しましょう!」と
14:名無しNIPPER[sage]
2017/12/18(月) 23:51:29.02 ID:tDlCSrP1o
おつおつ
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