【モバマス】十年後もお互いに独身だったら結婚する約束の比奈と(元)P
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31: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/12/24(日) 16:19:54.02 ID:HzWwrR110
「はい」

 四人掛けのテーブルに二人で向かい合って座る。カップルシートのような席が用意されていたらどうしようかと思ったが、さすがにそれは千枝の趣味でも桃華の趣味でもなかったようだ。

「とりあえず飲み物を……これ、呑んでいいってことだよな」
以下略 AAS



32: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/12/24(日) 16:21:49.79 ID:HzWwrR110
 それから、千枝とはしばらくの間、運ばれてくる料理を楽しみながら会話を続けた。
 お互いの今の仕事のこと。千枝の今のプロデューサーのこと。今度発売される新曲のこと。ほかのアイドルや、引退した元アイドルたちのこと。
 千枝はほんとうに、嬉しそうに話をした。

 話しながら、何度かお互いにワインをお代わりする。千枝は二杯目を空にしたころからほんのりと上気し頬を染め、その姿が強い色気を感じさせていた。
以下略 AAS



33: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/12/24(日) 16:24:19.84 ID:HzWwrR110
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 優しそうな人で良かった。
 最初にプロデューサーに会ったとき、千枝はそう思った。
 それからは頼れるオトナとして信頼し、好きだと思うようになった。
以下略 AAS



34: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/12/24(日) 16:27:06.08 ID:HzWwrR110
 二人きりの誕生日会の相手が去って数分後、千枝が残っていた部屋に入ってきたのは桃華だった。桃華は涙で濡れた千枝の顔を見ると、何も言わずに穏やかに笑って、千枝に向かって両手を広げた。
 千枝はその腕の中に飛び込み、桃華と抱きしめ合った。桃華が優しく千枝の頭をぽんぽんと撫でると、千枝は再び涙を流した。

 しばらくそうしたあと、二人は身体を離す。千枝はへへ、と笑って、椅子に置いていたハンドバッグから何かを取り出した。

以下略 AAS



35: ◆Z5wk4/jklI[sage saga]
2017/12/24(日) 16:30:44.75 ID:HzWwrR110
次回が最後です。

あと一万字以内って言ったのに前回と今回で一万字は超えそう。


36:名無しNIPPER[sage]
2017/12/24(日) 17:10:57.63 ID:j0Rl5ilto
千枝ちゃん最高や!
ええ女になってて最高や!


37: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/12/26(火) 21:49:42.75 ID:kmslFcGc0
「あ、うぅ……っ」

 荒木比奈は苦しそうな声を挙げる。
 目には涙がにじみ、荒く息を吐いていた。
 比奈の背中を撫ぜてやる。できるだけ、優しく。
以下略 AAS



38: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/12/26(火) 21:50:58.36 ID:kmslFcGc0
「……で、つまり一人で送って行けと」

 恨みがましい声色をわざと作って言うと、上条春菜は困ったように笑った。

「あはは、その、瑞樹さんたちが、介抱はプロデューサーさんに任せなさいって」
以下略 AAS



39: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/12/26(火) 21:52:29.12 ID:kmslFcGc0
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 自室の部屋の扉が閉まった。

「う、う、ううううう〜〜〜なんで、なんで居るっスかぁぁ〜〜?」
以下略 AAS



40: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/12/26(火) 21:53:17.13 ID:kmslFcGc0
「ただいま」

「おかえりっス……お金」

「いいから、ほら」
以下略 AAS



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