50: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/12/03(日) 13:45:21.12 ID:c2jBxbaE0
「大きい…こんな大きいポケモンもいるんだね」
「いや、いるにはいるんだが、僕もこんなポケモンは見た事ない」
「………」
「リリィちゃん?」
「……すいません、ちょっと失礼します」
51: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/12/03(日) 15:29:51.72 ID:c2jBxbaE0
出所が分からない謎の“物語”というのは、えてしてどの地方にも存在する。
それらは本当に起きた真実であるかもしれないし、ただの空想上の産物かもしれない。
本来なら時間とともに人から忘れられ、なかった事になるはずだったものだ。
しかし、ほんの一部は、歴史の中の藻屑として消えるはずだった物語は。
人に信じられ、生きる支えにしようとされた。
52: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/12/03(日) 16:34:55.06 ID:c2jBxbaE0
今日の更新はここまでです。
書いてたらこんな長々となってしまいました。これが作者クオリティ。
それではまた次回。
53:名無しNIPPER[sage]
2017/12/03(日) 17:24:45.63 ID:t9LJtrZq0
乙
みかんシープの開幕か、更新楽しみにしてる
“夢限抱羊”って夢幻泡影と無限抱擁と羊からできてる?
54: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/12/10(日) 15:22:04.92 ID:2/dn233N0
お待たせしてしまい申し訳ありません、続きを書いていきたいと思います。
ただ一つ注意しておきますと、怪異の設定は作者の妄想がフルスロットルで発動してます。
原典とは大幅に変わってたり、影も形も無かったりしてます。
気分を害される方が出る可能性もありますので、ご注意ください。
55: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/12/10(日) 15:34:54.24 ID:2/dn233N0
>>53
作者が考えた訳ではなく、>>36様からのアイデアですので完全にそうとは言えません。
ですが、作者が考えた詳細な部分にはそれらも関係しております。
56: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/12/10(日) 15:44:46.51 ID:2/dn233N0
―003―
夢限抱羊。
夢の中限りの抱擁を与える羊、と書いて夢限抱羊。
57: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/12/10(日) 15:45:12.85 ID:2/dn233N0
『夢限抱羊を一言で表すならば“神の子羊”といったところか』
「神?」
『そう、先程の話でメリープは蘇ったと言ったが、これには諸説ある』
『あるいは人として蘇った、あるいは神として蘇った……とかね』
「生贄として死んだことで神様になったって事?」
58: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/12/10(日) 15:45:46.62 ID:2/dn233N0
「……え?」
『つまり、彼女自身が罪を犯した訳ではない 罪を犯したのは別の誰か』
『その罪が大きな罪か小さな罪かは今の時点では置いておくが、その可能性が高い』
同情、もしくは共感。不遇な境遇な人間に対して、誰でも一瞬は抱くであろう情。
59: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/12/10(日) 21:03:45.57 ID:2/dn233N0
―004―
「少し、いいかい?」
『なにかな?』
60: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/12/10(日) 21:05:32.01 ID:2/dn233N0
「…っ、ミカンちゃん!」
「わわっ」
玄関の扉が開き、中から姿を見せた彼女へとコトネさんは華麗にダイブした。
予想外の行動でその場で硬直するミカンさんへ飛んでいく。
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