9: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:46:18.18 ID:c9/bqZoV0
まだまだいくよ!
続・女戦士の!! 『こんな死に方を今まで試してきたよ』のコーナー♪
10: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:46:56.24 ID:c9/bqZoV0
女戦士「え〜と、あとね〜」
ぼく「もういいです。一回休憩」
女戦士「おや、顔色がすこぶる悪い」
11: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:47:33.06 ID:c9/bqZoV0
ぼく「というわけで、気分を紛らわせるために自慢の大浴場にやってきたのだった」
ぼく「大浴場なんていうと大げさだけど、それでも人間二人が入って十分に足を伸ばせるほどの広さがあるのだ」
ぼく「体にいい色んな薬草もお湯に浮かべてあるし、その泉質は有名温泉地にも引けをとらない自信がある」
12: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:48:08.60 ID:c9/bqZoV0
ぼく(朝になった。一晩じっくりと考えた結果、女戦士さんに色々と聞きたいことが出来たのでぼくは彼女を呼びに姉の部屋に向かう)
ぼく(元気よく出てきた彼女によく眠れたかと聞くと「口と鼻を塞いで寝たから果たして寝ていたのか死んでたのかわからん」とほざいたので怒鳴りつけた)
ぼく(いくら何でも姉の部屋で死亡実験を行うのはやめていただきたい)
13: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:48:38.44 ID:c9/bqZoV0
ぼく(ぼくは館を出て、少し歩いたところにある河原に立っていた)
ぼく(ごうごうと大きな音と共に舞い上がる水しぶきがぼくの頬を叩く。目の前には滝つぼがあった。ぼくの住む館は山の頂に近いところにある。少し歩けば、こうやって山肌を滑り落ちる滝があるのだ)
ぼく(女戦士さんはここにはいない。彼女はというと……)
14: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:49:08.49 ID:c9/bqZoV0
女戦士「どうだった?」
ぼく「ええ、まあ……すごかったです」
女戦士「気づいたら治ってるから、自分じゃよくわかんないんだよね。想像するに、けっこうえぐいシーンだったと思うけど」
15: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:49:43.97 ID:c9/bqZoV0
ぼく「それじゃ、この薬を飲んでください」
ぼく(研究室に戻ったぼくは、ある薬瓶を女戦士さんに差し出す。中身は強力な睡眠薬だ。飲んだ人間はたちまちのうちに昏倒する。そして、しばらくは何をされても起きない)
ぼく(それは例えば、腹を切り裂かれて臓物を抜かれたとしても……)
16: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:50:14.33 ID:c9/bqZoV0
女戦士「うーむ、研究室での実験を終えてから、あいつ、難しい顔をして変な部屋に引っ込んでしまったな」
女戦士「しばらく自由にしていてくださいと言われたけど、どうしようか。特に何もやりたいことなんてないぞ」
女戦士「一番やりたいことっていったら死ぬことだけど、死ねないしな」
17: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:50:44.56 ID:c9/bqZoV0
ぼく「おかえりなさい」
女戦士「ただいま。ほら、お土産だ」
ぼく「うわあすごい。魚がいっぱいだ。今夜は御馳走ですね」
18: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:51:13.84 ID:c9/bqZoV0
ぼく「見てもらいたいものというのは、これです」
女戦士「植木鉢に土……それと、木の苗、か? これは」
ぼく「そうです。これはぼくの家系に代々受け継がれてきたもので、名を『邪木の苗』といいます。ぼくの私室で大切に保管していました」
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