女戦士「死に場所を探している」ぼく「はあ…」
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14: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:49:08.49 ID:c9/bqZoV0
女戦士「どうだった?」

ぼく「ええ、まあ……すごかったです」

女戦士「気づいたら治ってるから、自分じゃよくわかんないんだよね。想像するに、けっこうえぐいシーンだったと思うけど」

ぼく「ええ、そりゃもう……すごかったですよ、もう、なんていうか、こう、やばかったです」

女戦士「語彙力が死んでいる…」

ぼく「ちなみにその……痛みは、どうなんです?」

女戦士「痛みは感じるよ。今のは即死っぽかったからほとんど痛み感じずに意識無くなったけど、剣で刺したりしたときは普通に痛い。でも、もう慣れたよ」

女戦士「痛いは痛いんだけど、怖くないって感じ。痛いのが嫌なのって、そこに怖いがくっついてくるからだと思うんだよね。死ぬのが怖い、元の形に戻らないかもしれないのが怖い、ってさ」

女戦士「だから、痛いけど嫌じゃない……ぬう、こう言うと変態っぽいな。とにかく、君が心配するような苦痛を私は感じないってことだ。気にしないで実験を続けてほしい」

ぼく「は、はぁ……」

ぼく(戸惑いはあったし、躊躇いは依然としてあった。でも、さっきの光景を見て、もしかしたら、と試したいことが出来た。それはとても冷酷で残酷なアイデアだったけど、ぼくの好奇心はそれを試さずにはいられなかった)

ぼく「それじゃあ、女戦士さん、館に戻りましょう。ぼくの研究室で試したいことがあります」

女戦士「うん、わかった」

ぼく(女戦士さんは二つ返事でついてきた。ぼくはそれがとてもうれしかった)

ぼく(姉も好奇心旺盛で、怪しげな実験を数多く行っていた。そのせいで人々から魔女だと蔑まれて、ぼくはそれが許せなかったけど……どうやらぼくは、そう呼ばれても仕方がない存在のようだった)




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