63: ◆q7l9AKAoH.[saga]
2018/04/01(日) 06:33:36.51 ID:FOwSYQ0x0
「今は子どもなんだからそれくらいするんじゃない」
誉望の意味不明な愚痴に心理定規が珍しく反応した。
顔をあげて振り返ると、どこから持ってきたのか少女は両手に荷物を持っている。
64:エイプリルフールだよもうちょっと続くかもしれない ◆q7l9AKAoH.[saga]
2018/04/01(日) 06:49:30.61 ID:FOwSYQ0x0
他のメンバーにパシリかと勘違いされるくらいに普段からよく働く誉望は、何もないのに無駄に偉そうにして椅子に踏ん反りかえっているのは何だか似合わなかった。
調査は下部組織にも回して進めているが進展は期待できそうになかった。
誉望が電子操作であちこちの情報を漁っても役に立ちそうなものは出てこない。
スマートフォンを無意味に取り出しても、数分前に開いたばかりのSNSはなにも更新がなくてただホーム画面に戻すだけだった。
65:>>62がつづいたよ大の方の誉望氏 ◆q7l9AKAoH.[sage]
2018/05/11(金) 03:36:41.93 ID:dqOtcDic0
『スクール』の隠れ家は平和だった。
誉望はゴーグルを頭に着けてぼんやりしていた。
心理定規はファッション雑誌をめくっている。
リーダー、かきねは組織宛に配送されてきた荷物からひよこのぬいぐるみを掘り出してご機嫌だった。
66: ◆q7l9AKAoH.[saga]
2018/05/11(金) 03:42:06.18 ID:dqOtcDic0
「いっつもえらいぞー」
「ありがとな」
67: ◆q7l9AKAoH.[saga]
2018/05/11(金) 04:01:54.72 ID:dqOtcDic0
じっと黙っていてもかきねが様子をうかがっているのが誉望にはわかった。
このごっこ遊びで、機嫌を損ねでもしたらいったいどうなってしまうのか。
今は遊びに誘った本人よりも、つきあっているだけの心理定規の方がなぜか威圧的に感じていた。
笑顔の裏の圧力がおっかない。
68: ◆q7l9AKAoH.[saga]
2018/05/11(金) 04:22:57.14 ID:dqOtcDic0
「そうだ。私もいっぱいほめてもらおうかな」
「……!」
69: ◆q7l9AKAoH.[saga]
2018/05/11(金) 04:28:38.81 ID:dqOtcDic0
ドーモ。
このあと大きい方の誉望氏はなつき度があがり、小さいリーダーに対してもよくパシりにいくようになる。
おやつのあげすぎでおねえちゃんさんに叱られ、らっこさんとリーダーの遊び相手をとりあってきゃっきゃするようになると思う。
やさしいせかい。
70:名無しNIPPER[sage]
2018/05/14(月) 07:37:23.54 ID:qyEW2PLp0
なんでも褒めてくれる垣根チャン
71:名無しNIPPER[sage]
2018/05/19(土) 04:34:34.00 ID:jPBqA6sNO
いつ読んでも可愛いしか言葉が出て来ない
72:メタなばた ◆q7l9AKAoH.[saga]
2018/07/07(土) 03:25:18.53 ID:ypZKPndo0
かきね「よぼー。ただばた」
誉望「?」
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