72:メタなばた ◆q7l9AKAoH.[saga]
2018/07/07(土) 03:25:18.53 ID:ypZKPndo0
かきね「よぼー。ただばた」
誉望「?」
かきね「ただばた。『おーほしさーまー♪ きーらきらー』だぞ」
弓箭「七夕ですね」
かきね「ただばた? たな?」
心理定規「たなばた、ね。それだとただ働きみたいな響きでちょっと嫌ね」
かきね「これもらった。おねがいするんだろ?」
誉望「おー、短冊っスか」
弓箭「そう言えば大きい笹が通りに飾ってありましたね」
心理定規「星にお願いごと? 学園都市なのにこう言うイベントはやるのね」
誉望「ロマンチックだからじゃないスかあ?」
弓箭「ふふふ……イチャついて遊び呆けていたリア充の行事ですよね。真面目に働けばよかったんじゃありませんか?」
心理定規「二人とも露骨に嫌そうな顔しないの」
かきね「ほらみんなのもあるよ。なにおねがいしよっかな〜」
誉望「う〜ん。メクちゃんのプリズムレベルが全種類lv5に出来ますように。物欲センサーが死にますように、あと……」
弓箭「誉望さん、それは幾ら何でも短冊に書くには悲しくありませんか?」
誉望「切実なお願いだ、いいだろ。どうせお前は『友だち百人出来ますように』とかだろ」
弓箭「そっ、そんなことは……お願いしませんよ」
心理定規「何にするの?」
かきね「んっとねー。『すーぱーひろーになるよ』にしよっかな」
心理定規「ふふ。ヒーローに?」
かきね「うん。かっこいーからな。おねえちゃんは?」
心理定規「どうしようかな。お願いね……小さいものは叶えてもらえるから」
かきね「そーなの」
心理定規「そうね。例えば『おやつにアイスが食べたいな』って言うと」
かきね「あれ。かかないの?」
心理定規「大丈夫。誉望君が買ってきてくれるわ」
かきね「すごいな。おれはね、ぷりん」
弓箭「でしたらわたくしはシフォンケーキが」
誉望「七夕の短冊ってパシリのメモじゃないっスよね?」
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