83:名無しNIPPER[saga]
2018/01/14(日) 21:53:19.71 ID:r6nqOlbi0
適当にほうきと雑巾、バケツを用意する。2つとも倉庫にあり、雑巾に関してはちゃんと乾かしていなかったのか、カチカチに凍ってしまっていた。水は雪をバケツに詰め込めるだけ詰め込め、暖炉で溶かして用意する。水はちゃんと別で用意してあるが、水分補給のためにもここで使いたくはなかった。
水を用意すると、二手に別れて掃除を始める。分け方としては俺と時雨、Верныйとプリンツ。仲間になりたそうにこちらを見ていた時雨を置いて、Верныйやプリンツを選んでいたら面倒くさい様なことになると直感が訴えていたため、時雨をパートナーに選んだ。
「それじゃ時雨、さっさと掃除を終わらせてしまうぞ。時雨は床にたまった埃を掃いてくれ。俺は雑巾で窓や壁を拭いていく」
84:名無しNIPPER[saga]
2018/01/14(日) 22:26:36.60 ID:r6nqOlbi0
壁とベッドの木の部分を丁寧に拭いていく。壁はさほど汚れていなかったが、ベッドの下側を拭いていくと雑巾が黒くなるほど汚れていた。
「酷い汚れようだな、前の責任者もここまでは拭かなかったのか?」
「そんな所はあんまり拭かないんじゃないかな。多分…」
85:名無しNIPPER[saga]
2018/01/14(日) 22:28:25.17 ID:r6nqOlbi0
ここまで
久しぶりに実家に帰って家族と会いました。
いろいろと変わっていて、かなり驚くことが多かったです。
86:名無しNIPPER[saga]
2018/02/14(水) 09:26:25.80 ID:RyfRHwcf0
再開します
87:名無しNIPPER[saga]
2018/02/14(水) 10:09:48.21 ID:RyfRHwcf0
片付けを終えると腕時計を確認する。船が来る昼頃はそろそろだ。コートを羽織り準備をして執務室に戻ると、Верныйが居ないことに気が付いた。
「プリンツ、Верныйはどこに行ったんだ?」
「ん?Верныйなら先に部屋に戻ったよ?」
88:名無しNIPPER[saga]
2018/02/14(水) 11:05:04.23 ID:RyfRHwcf0
「この子達は今あまり精神状態が良くなくてな、そっちでカウンセリングや息抜きを任せる。すまない、押し付けるような形となった」
「いえ問題無いです。既に3人分の部屋は掃除してありますので」
「助かる。では私はまだ本土でやることが残ってるからな、あとは頼んだぞ」
89:名無しNIPPER[saga]
2018/02/14(水) 11:05:34.16 ID:RyfRHwcf0
ここまで
90:名無しNIPPER[sage]
2018/02/14(水) 13:02:44.00 ID:WMaJyXmiO
乙
91:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 17:52:06.31 ID:CScGkMtA0
再開です
92:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 19:48:55.65 ID:CScGkMtA0
3人を執務室まで連れてくると、二人の姿が見えず、Верныйが1人で暖炉の前で座り込み火掻き棒で中の薪を弄っていた。
「Верный、他の二人はどうしたんだ?」
「入渠設備の掃除に行ったよ。私たちは暇だからね」
93:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 21:05:55.36 ID:CScGkMtA0
「長門ー!酒匂ー!」
二人はプリンツの姿を見るとさっきまで険しかった顔が笑顔になった。
「プリンツ!」
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