84:名無しNIPPER[saga]
2018/01/14(日) 22:26:36.60 ID:r6nqOlbi0
壁とベッドの木の部分を丁寧に拭いていく。壁はさほど汚れていなかったが、ベッドの下側を拭いていくと雑巾が黒くなるほど汚れていた。
「酷い汚れようだな、前の責任者もここまでは拭かなかったのか?」
「そんな所はあんまり拭かないんじゃないかな。多分…」
疑問になりながらも雑巾を何度も洗って拭き続ける。用意した水はもう黒く汚れていたが、替えに行くような気力はなかった。
「これほど掃除すれば大丈夫だろう」
「隣はどれくらい終わったんだろうね、ちょっと見てみようか」
「そうだな」
ドアをノックし、出てくるのを待つ。真っ先にプリンツが出てきて、後ろにВерныйが立っている。
「そっちはどうだ?」
「ある程度は終わったよ!」
「そうか、なら片付けるか」
水を一つのバケツにまとめると、給湯室の排水溝で水を捨てる。埃や大きい物は入っていない筈だから、詰まるようなことはないはずだ。
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