58:名無しNIPPER[saga]
2017/11/05(日) 17:06:35.10 ID:oyhUll3T0
外は案の定辺り一面雪景色、枯れた木が何本か哀しく立っているだけで他には何もなかった。本当にここが軍事施設なのかと疑問になってくる程だ。港、といっても少し舗装されただけの桟橋まで来ると、遠くの方に小さな島影が見える。
「うぅ…」
どこからか女性の呻き声が聞こえたような気がした。もしもこんな極寒の中で倒れてしたら大問題だ。とは言え、こんな所に人が倒れているとも考えづらい。自分の疲れから来た幻聴かもしれない。
59:名無しNIPPER[saga]
2017/11/05(日) 17:07:33.80 ID:oyhUll3T0
ここまで
60:名無しNIPPER[sage]
2017/11/05(日) 18:20:00.81 ID:LOS5R7RAO
乙
61:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 13:45:28.77 ID:EAi+tSFy0
再開します
62:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 15:03:52.52 ID:EAi+tSFy0
ゆっくりと雪の中から引っ張り出していくと、全身が露になってくる。青色で装飾された制服、どこかビスマルクの服装に似ている気がしないでもないが、あちらは赤かった。
「ふ〜、助かったよ〜」
「君はどうしてここに?」
63:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 15:55:06.71 ID:EAi+tSFy0
桟橋を後にし、建物に戻ると玄関で時雨が立っていた。どうやらベッドから居なくなったのに気付き慌てて探したのだと言う。プリンツが時雨に挨拶をして時雨も挨拶を返した。
「提督、新しい子を拾って来たんだね」
「拾って、まぁ間違ってはない。これから少し賑やかになるぞ」
64:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 15:55:41.67 ID:EAi+tSFy0
ここまで
65:名無しNIPPER[sage]
2017/11/21(火) 17:11:55.21 ID:2CORrXoC0
プリンちゃんまさかこれ……
66:名無しNIPPER[saga]
2017/12/01(金) 19:52:56.50 ID:jnUIHnRP0
再開します
67:名無しNIPPER[saga]
2017/12/01(金) 20:25:48.65 ID:jnUIHnRP0
「Верный、戻ったぞ」
「あぁ司令官、ちょうど良かった。あそこの電話、誰からかかかってきたみたいだ」
「本当か?」
68:名無しNIPPER[saga]
2017/12/01(金) 20:48:30.56 ID:jnUIHnRP0
「ねぇ〜提督〜…何かすることはないのかい…このままじゃ退屈で死んじゃうよ…」
時雨が退屈さに悲鳴をあげたのは待機してから僅か20分の事だった。提督の背中にもたれ掛かり、両手両足を投げ出している。
「おい、まだ悲鳴をあげるのは早すぎるぞ。しょうがない、ココアでも作ってくる。Верный、ココアがあるのはどこの部屋だ?」
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