68:名無しNIPPER[saga]
2017/12/01(金) 20:48:30.56 ID:jnUIHnRP0
「ねぇ〜提督〜…何かすることはないのかい…このままじゃ退屈で死んじゃうよ…」
時雨が退屈さに悲鳴をあげたのは待機してから僅か20分の事だった。提督の背中にもたれ掛かり、両手両足を投げ出している。
「おい、まだ悲鳴をあげるのは早すぎるぞ。しょうがない、ココアでも作ってくる。Верный、ココアがあるのはどこの部屋だ?」
「ココア…?えっと…隣の部屋だよ」
「そうか、なら作ってくる」
提督は部屋から出ていき、艦娘3人だけが残された。話しにくいのか、相変わらずお互いに少しの溝があるように思える。
「……」
誰も話しかけない。いや、誰も話しかけれない。提督という連絡橋が無い今、会話を始めるのは不可能に近かった。それでも、プリンツは何度か二人に話しかけようとするが、横姿から溢れてくる無言のオーラには勝てなかった
「戻ったぞ、って何で3人ともそんなに黙ってるんだ?」
「Admiral、ココア!」
「はいはい、慌てるな慌てるな」
1人ずつ丁寧に渡していく、昨日のВерныйのココアに比べればぬるいが、それでもけっこう暖かい。
「久しぶりにココア入れたから、薄かったりしたらすまない」
「気にしないで、提督。僕は薄くても濃くても大丈夫だから」
「Me too!こんなときに文句なんて言ってられないよ!Thank you Admiral!」
「Спасибо」
「ここの艦娘は国際色豊かだな」
95Res/50.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20