北の果てで
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53:名無しNIPPER[saga]
2017/10/22(日) 23:43:30.50 ID:SGGQmyHZ0
何分ぐらい撫でていただろうか。ふと気がついて布団の覗き込むと、時雨は穏やかな顔で眠っている。自分も枕に頭をおき、目を瞑る。体がベッドに深く沈み込み、力が抜けていく。

「て、提督。もう寝たかい?」

時雨の呼ぶ声が聞こえる。だが、あまりの眠気と脱力感で答える気にならない。
以下略 AAS



54:名無しNIPPER[saga]
2017/10/22(日) 23:43:59.41 ID:SGGQmyHZ0
ここまで


55:名無しNIPPER[sage]
2017/10/23(月) 11:39:38.86 ID:L+Hxs53a0
どうしてウチの時雨ちゃんは画面の外まで着いてきてくれないんだろ……


56:名無しNIPPER[saga]
2017/11/05(日) 14:56:09.00 ID:oyhUll3T0
再開します


57:名無しNIPPER[saga]
2017/11/05(日) 16:06:35.18 ID:oyhUll3T0
あれからどれ程寝ただろうか、窓が無いため外の明るさも分からない。まだ時雨は布団の中で寝息を立ている、もうВерныйは起きているだろうか?ベッドが抜け出て上着を羽織り部屋の外に出る。廊下は明るい白の光で照らされており、目の奥まで光が届くようだ。執務室の扉を開け、中に入ると既にВерныйが暖炉に薪を焚べて火力を調整していた。

「やぁВерный、おはよう」

こちらに振り返ると少し不思議そうな顔をし、目を細める。少しして普段の表情に戻ると挨拶を返してくれた。
以下略 AAS



58:名無しNIPPER[saga]
2017/11/05(日) 17:06:35.10 ID:oyhUll3T0
外は案の定辺り一面雪景色、枯れた木が何本か哀しく立っているだけで他には何もなかった。本当にここが軍事施設なのかと疑問になってくる程だ。港、といっても少し舗装されただけの桟橋まで来ると、遠くの方に小さな島影が見える。

「うぅ…」

どこからか女性の呻き声が聞こえたような気がした。もしもこんな極寒の中で倒れてしたら大問題だ。とは言え、こんな所に人が倒れているとも考えづらい。自分の疲れから来た幻聴かもしれない。
以下略 AAS



59:名無しNIPPER[saga]
2017/11/05(日) 17:07:33.80 ID:oyhUll3T0
ここまで


60:名無しNIPPER[sage]
2017/11/05(日) 18:20:00.81 ID:LOS5R7RAO



61:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 13:45:28.77 ID:EAi+tSFy0
再開します


62:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 15:03:52.52 ID:EAi+tSFy0
ゆっくりと雪の中から引っ張り出していくと、全身が露になってくる。青色で装飾された制服、どこかビスマルクの服装に似ている気がしないでもないが、あちらは赤かった。

「ふ〜、助かったよ〜」

「君はどうしてここに?」
以下略 AAS



63:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 15:55:06.71 ID:EAi+tSFy0
桟橋を後にし、建物に戻ると玄関で時雨が立っていた。どうやらベッドから居なくなったのに気付き慌てて探したのだと言う。プリンツが時雨に挨拶をして時雨も挨拶を返した。

「提督、新しい子を拾って来たんだね」

「拾って、まぁ間違ってはない。これから少し賑やかになるぞ」
以下略 AAS



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