北の果てで
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53:名無しNIPPER[saga]
2017/10/22(日) 23:43:30.50 ID:SGGQmyHZ0
何分ぐらい撫でていただろうか。ふと気がついて布団の覗き込むと、時雨は穏やかな顔で眠っている。自分も枕に頭をおき、目を瞑る。体がベッドに深く沈み込み、力が抜けていく。

「て、提督。もう寝たかい?」

時雨の呼ぶ声が聞こえる。だが、あまりの眠気と脱力感で答える気にならない。

「そっか〜…寝ちゃったかぁ〜…」

しょんぼりとしたような声色で時雨がまた布団のなかに潜り込んでいく。が、こっちはすでに頭が回らない。考えることをやめ意識を捨ててしまおう。


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