37:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 22:57:09.03 ID:FBBzDfqD0
先にВерныйが工廠から出ていき、工廠の中には稼働中の装置の音しかしない。
「っ〜〜…はぁ、俺も眠くなってきたな。建造が終わるまで少し寝るとするか」
壁の側に寄りかかって座り込む。今までの疲れが出たのか、睡魔によって意識を手放すのは早かった。
38:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:17:55.45 ID:FBBzDfqD0
「……っ…?」
何分経っただろうか。目を覚ますと、いつのまにか毛布がかけられており装置の騒音も止まっていた。
「ああ、建造が終わったのか。よっと」
39:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:18:46.42 ID:FBBzDfqD0
いったんここまで
40:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 22:34:39.65 ID:9QAU+S/m0
再開します
41:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 23:18:34.31 ID:9QAU+S/m0
装置の前に立つと、どこからか私の姿を感知したのか自動で扉が開いた。ガコンっと音を立て、中から少女が出てきた。
「えっと、ここの司令官かな?」
前に舞鶴で見たことがある制服だ。確か…村雨という艦娘が着ていた制服だったか、と言うことはこの娘は白露型なのだろう。とりあえず、名前を聞いておこう。
42:名無しNIPPER[sage]
2017/09/30(土) 00:50:04.18 ID:kHvnv4hL0
おつおつ
43:名無しNIPPER[saga]
2017/09/30(土) 06:41:07.38 ID:Cmd4XTLW0
執務室へ向かっている最中、渡り廊下を渡りきった時のことだった。廊下の向こう側でВерныйの姿が見えた。Верныйは既に部屋に戻って眠っているはず、なぜあそこに居るのだろうか。
「提督、あの娘はここの艦娘?」
「ああ、だが先に部屋に戻って寝たはずだが…」
44:名無しNIPPER[saga]
2017/09/30(土) 06:41:44.08 ID:Cmd4XTLW0
ここまで
45:名無しNIPPER[saga]
2017/09/30(土) 15:55:37.70 ID:Cmd4XTLW0
再開します
46:名無しNIPPER[saga]
2017/09/30(土) 16:59:52.18 ID:Cmd4XTLW0
執務室の前につくと、時雨が服を引っ張ってくる。何事かと思い振り向くと、少しかしこまった様子でこちらを見つめていた。
「その、提督…僕あんまり他の娘と話すのが得意じゃないんだ。良かったら慣れるまで助けてくれると嬉しいんだけど…」
「安心しろ、今この幌筵には私とВерныйしか居ない。大きさの割りに寂しい白地だよ」
47:名無しNIPPER[saga]
2017/09/30(土) 17:53:37.91 ID:Cmd4XTLW0
「それで時雨、今の時刻を見て欲しい」
「えっと…午前2時だね。もう良い子は寝てる時間だ」
「そうだ、そして私たちは悪い子になってしまうな。それにこれ以上起きていると、昼夜逆転した生活を送ることになる。廊下を通った時に分かっただろうが、ここは吹雪で全く外の様子が分からない。せめて時計だけでも昼夜に従いたい」
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