79: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/16(水) 23:46:27.81 ID:xMn+FauW0
「敵群体、当機並びに前衛部隊への砲火更に激化!」
('、`*川「港湾部に殺到している個体はほぼ全て此方に射線を向けています。接近する後衛部隊に攻撃が向く様子はありません!」
( ФωФ)「よし、そのまま引きつけ続けろ。とにかく銃火をばらまき一瞬でも長く奴等の眼を此方に引きつけるのである」
80: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/16(水) 23:56:44.81 ID:xMn+FauW0
( ФωФ)「────ハッチを開けろ!!」
我が輩の叫びに応じて、C-17の後部ハッチがゆっくりと開いていく。強烈な寒気が機内に吹き込み、先日の降雪から一転して雲一つ無い夜空とその中に咲き乱れる無数の爆炎が視界に映し出された。
( ФωФ)「これよりムルマンスク港湾部の深海棲艦を迎撃、敵艦隊の浸透を防ぐ!
81: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/17(木) 00:22:05.02 ID:NMLZvzgs0
(#ФωФ)「用意、用意、用意…………降下、降下、降下!!!」
82: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/17(木) 00:45:19.58 ID:NMLZvzgs0
『────ォアッ!?』
『アァアッ!?グゥアッ!?』
『ォオオォ………』
83: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/17(木) 01:18:18.18 ID:NMLZvzgs0
最新鋭の音速戦闘機群による猛爆撃で奴等が足止めを食らう中、我が輩は高度200m程に達したところで悠々とパラシュートを開く。C-17から飛び出す直前はあれほど濃密だった弾幕は今や見る影もなく、明らかに統率を失った様子で散発的に撒き散らされているだけだ。
《Lightning-01 Engage!!》
《Lightning-03 Engage!! Attack!!》
84: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/17(木) 01:51:10.94 ID:NMLZvzgs0
undefined
85: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/17(木) 01:52:51.31 ID:NMLZvzgs0
疑問の声を挙げた兵士を改めて眺めてみると、かなり年若い。あまり白人の顔立ちや年齢の見分けに自信があるわけではないが、せいぜい20になるかならないかといったところではないだろうか。
幾ら“海軍”出身でもこの若さだと深海棲艦との戦闘経験が乏しいか、場合によってはコレが初陣の可能性もある。……そういった若者を入隊させる余裕がまだあることを喜ぶべきか、仮にも海軍にいながら深海棲艦への理解がその程度でしかない人間がいることを嘆くべきかは議論の余地がありそうだが。
( ФωФ)「名は?」
86: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/17(木) 02:11:56.95 ID:NMLZvzgs0
( ФωФ)「根本的な話をするとだな、本当に通常兵器だけで勝てるような相手ならこれほどの犠牲が払われるものか。世界共通の脅威が現れてなお内輪揉めに興じていた人類の愚かさを差し引いたとて、六年前の様なていたらくが起こるわけがない」
だが実際には、人類は世界規模で制海権と制空権を喪失しあらゆる国が本土上陸の危機に晒された。実際に蹂躙された国も少なくない。
断言しよう。あの時間違いなく、我が輩たち人類は滅びへの道を着実に歩んでいた。
87:名無しNIPPER[sage]
2017/08/17(木) 02:15:02.40 ID:GnvTK6PY0
筋肉の時間だ!!!!!
88: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/17(木) 02:15:12.83 ID:NMLZvzgs0
本日ここまで。ご静聴ありがとうございました
89: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/18(金) 14:09:36.34 ID:w0/XbvPLO
爆弾を使い切り、補給のために離脱を開始するF-35の編隊。波状攻撃による妨害から解放されて、残った深海棲艦が進撃を再開した。
『ォォォアアアォアアッ!!!』
『ァア、アアアアアアッ!!!!』
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