ある門番たちの日常のようです
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82: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/17(木) 00:45:19.58 ID:NMLZvzgs0
『────ォアッ!?』

『アァアッ!?グゥアッ!?』

『ォオオォ………』

《Enemy down!!》

《Bombs away》

《Don't stop!! Pull up Pull up!!》

【Albatross】の突入によって、奴等はようやく低空で突入してきた後衛部隊の───我が輩たちの「本命」の存在に気づいたらしい。慌てて迎撃すべく新たな火線を貼るが、時既に遅くAlbatrossに後続したF-35部隊による攻撃が始まった。

Mk84を用いた、それもJDAMを装着していない完全な無誘導爆撃。深海棲艦の出現前にはもう見ることは無いと思われた光景だが、まともに最先端技術が通用しない奴等には却って此方の方が効果的だ。

そして彼らはアメリカ軍から選抜された“海軍”航空隊である。元々対深海棲艦を想定した訓練を受けてきた彼らにとって、この程度はこなせなければ恥になる。

『ォオオオオオッ!!?グォッ、オォォォ……』

《Enemy kill》

《Good job!!》

寸分違わぬ精度で次々と叩き込まれる爆撃に、損害が瞬く間に増える。身体から濛々と黒煙を吹き出して物言わぬ骸となった個体もおり、爆撃が川辺の上陸中、或いは上陸直後の艦に集中されたこともあってその隊列は大きく乱れていた。

【Warthog】や第1波空挺部隊、そして反政府軍との交戦に夢中になって奴ら先遣隊がムルマンスク内陸に集結してしまっていたこともこの有様に拍車を掛ける。

背後から撃たれる心配が極めて薄いF-35部隊は、基本正面の群体からの砲火にさえ気を配っていればいい。彼らの研ぎ澄まされた集中力と鍛え上げられた操縦技術の前には、隊列が乱れ大きく隙間が空いた火線など児戯に等しい。


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