ある門番たちの日常のようです
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401: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 15:12:31.03 ID:J7X7k69g0
瞬間。

全身の関節とバネを稼働させ、伏せていた床から跳ね上がる。

号令なんて掛けない。その「瞬間」すら無駄な時間だ。
以下略 AAS



402:名無しNIPPER[sage]
2017/10/17(火) 16:58:13.79 ID:dgywwIiA0
流石に精鋭部隊だけあって獅子奮迅の様相だけど、それに比べてもベルリン戦線で駆け引き頼りでドクの拾ってきた勝ちがどんだけ凄いのか…w


403: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 18:08:00.10 ID:J7X7k69g0
そこから先のことは、丸ごとごっそり記憶にない。なにせ印象としては廊下が丸ごと敵になっていた状態に近いので、いちいち“思考”それ自体を挟んでいる暇が無かった。

幾つの寄生体を殺したのかも、どれだけ“元”ロシア兵の屍を踏み越えたのかも、何リットル頭から奴等の体液を浴びたのかも解らないまま、ただひたすら目の前で動く物に対してブレイドを振るい続ける。

「──────Stop!!」
以下略 AAS



404: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 19:20:57.35 ID:J7X7k69g0
異常なし。そう告げるOstrichの言葉に、俺はようやく辺りを見回

(,,; Д )「ゴホッ、ヴォエエエエエエエエッ!!?」

「おわぁっ!?」
以下略 AAS



405: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 20:58:10.78 ID:J7X7k69g0
undefined


406: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 21:04:27.10 ID:J7X7k69g0
執拗に脹ら脛の破壊を目論む白露型駆逐艦2番艦の喉に親指をぶち込んで黙らせる。邪神(駆)は激しく咳をしながら「美少女にしていい仕打ちじゃない……」だのなんだのほざいていたが知ったことではない。

拳じゃないだけありがたいと思え。

(,,゚Д゚)「………しかしまぁ、アレだ。派手にやったもんだな我ながら」
以下略 AAS



407: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 21:22:30.00 ID:J7X7k69g0
一瞬今日一日の仕打ちに対する仕返しでもしてやろうかと暗い感情が胸の内を過ぎるが、直ぐに却下する。

まず時間の無駄だし、助けて貰った数も多いのだからフェアではないし、何よりその後何百倍で返されるか。ハイリスクローリターンというより遠回しな自殺にしかならない。

(,,゚Д゚)「Ostrich、外の状況は?」
以下略 AAS



408: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 21:49:57.68 ID:J7X7k69g0
一時間後ぐらいに地上で広がるであろうここの数百倍凄まじい地獄絵図を想像してしまい、再び吐き気がこみ上げてくる。まぁ俺達の苦境を救いに来てくれるのだから文句は言えないが。

それに、図らずもぶら下げる「餌」が用意されているのはありがたい。俺は無線機を外に繋ぎながら時雨たちの方を見やる。

(,,゚Д゚)「江風、時雨。
以下略 AAS



409: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 22:58:54.06 ID:J7X7k69g0
(,,;゚Д゚)「それに外は状況を聞く限り新型の非ヒト型が主力で寄生体の割合は低いようだ、こっちならそこの2番艦でもビビらずに………」

「ねぇ、誰がビビってるって?」

口を滑らせたことに気づいて慌てて言葉を切るが、1歩遅い。案の定というかなんというか、あからさまに時雨の目付きが不機嫌なものに変わる。
以下略 AAS



410: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 23:20:36.10 ID:J7X7k69g0
足下に溜まった寄生体の体液がパシャリと激しく跳ねる。原因は、時雨がもの凄い勢いで両足を揃えたため。

かつてこいつが見せた中で間違いなく──そもそも誰に対してもやっていた記憶が無いが──、最も美しく相手に対する敬意に満ちた海軍式敬礼がそこにはあった。

「駆逐艦時雨、猫山義古“海軍”少尉の命を受けこれより友軍の支援任務に就きます!
以下略 AAS



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