409: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 22:58:54.06 ID:J7X7k69g0
(,,;゚Д゚)「それに外は状況を聞く限り新型の非ヒト型が主力で寄生体の割合は低いようだ、こっちならそこの2番艦でもビビらずに………」
「ねぇ、誰がビビってるって?」
口を滑らせたことに気づいて慌てて言葉を切るが、1歩遅い。案の定というかなんというか、あからさまに時雨の目付きが不機嫌なものに変わる。
「心外だね、ちっともビビってないのに勝手に怖がったことにされるのは流石にプライドが許さないな。どこが怯えているように見えたの?そりゃこいつらは気色悪かったけど仮にも艦娘だよ?それもクソ映画を倉庫一杯詰め込んでハイター博士を狂信して幽霊と肉弾戦やらかす提督の元で鍛え上げられた艦娘だよ?この程度の奴等屁でもないから。なんならここで布団敷いて爆睡してみようか?」
……この異常な負けず嫌いぶりもどこぞの提督閣下に繋がる面がある。めっちゃ早口で捲し立てる2番艦は完全に意固地になっており、どう宥め賺したって自分が怯えていたと認めることになりかねない行為には頑として首を縦に振らないだろう。この場では一応臨時の上官は俺なので強権発動してやっても良いのだが、それはそれで間違いなく禍根を残す。
次に別の作戦で一緒になったとき今度こそ脹ら脛を完全に破壊されかねないのは御免被りたい。俺はとっとと切り札を切ることにした。
(,,゚Д゚)「これは独り言だが、増援部隊はおそらく【Fighter】と思われる」
………何故かは知らないが、俺の眼には時雨のケツで尻尾がちぎれるように振られ、頭に耳がピンと立つ様が有り有りとイメージできた。
因みに、どちらも犬の奴だ。
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