ある門番たちの日常のようです
1- 20
404: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 19:20:57.35 ID:J7X7k69g0
異常なし。そう告げるOstrichの言葉に、俺はようやく辺りを見回

(,,; Д )「ゴホッ、ヴォエエエエエエエエッ!!?」

「おわぁっ!?」

「汚っ!?」

……す前に、身体をくの字に曲げて胃からせり上がってきたモノを口から勢いよく吐き出す。たっぷりバケツ一杯分にはなりそうな吐瀉物が床にぶちまけられ、近くまで駆け寄ってこようとした時雨と江風が寄生体に襲われていたときよりも更に機敏な動作で跳び下がる。

( ゚∋゚)「……激しい運動は苦手だったのか、知らなかった」

(,,;-Д-)「喧しい……オォエエッ……」

どうにも倉庫で食らわせた肘打ちを根に持っているらしいOstrichがあからさまな皮肉を飛ばしてくるが、立て続けに襲ってくる嘔吐きのせいで反撃もままならない。忌ま忌ましさに目を眇めて睨み付けてみるが、あちらはどこ吹く風でそっぽを向きやがった。

それにしても、ノンストップで戦闘行動を続けた結果の疲労もそうだが何よりも臭いによる嘔吐感の後押しがあまりにもキツい。傷みきったくさやを周囲に吊されているような感覚には併行する。

「なぁ、大丈夫かギコさン?拭くものならあるぜ?」

(,,;゚Д゚)「……あぁ。すまん、助かる」

最初こそ逃げたものの、直ぐに戻ってきた江風が僅かに小首を傾げてハンカチを俺に渡してくる。おいおい天使かよ。

「靴にかかった」

(,,;゚Д゚)そ「いっつ!?いっっっつ!!?」

最初こそ逃げたものの、直ぐに戻ってきた時雨が脹ら脛に蹴りを入れながらさりげなく吐瀉物の飛沫を俺に擦り付けてくる。なんだこの邪神の申し子。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
484Res/548.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice