ある門番たちの日常のようです
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328: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/30(土) 08:13:20.84 ID:U4rZd3EOO
周りの奴等に呼びかけ、俺自身AK-47を構えつつ物陰から立ち上がる。あちらこちらから黒い煙をブスブスと吹いている正面本舎に銃口を向けて警戒してみるが、此方に弾丸が飛んでくる様子はない。

窓際に展開していた奴等は殲滅したか奥に引っ込めさせることに成功したようだ。とはいえ敵の総兵力的に抵抗がコレで打ち止めの筈がないし、“海軍”航空隊と米軍による爆撃の件もある。

時間は有限だ、急ごう。
以下略 AAS



329: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/30(土) 08:48:06.16 ID:U4rZd3EOO
(,,゚Д゚)「窓に新手の敵影は!?」

「無い。奥の方で人が動いているようにも見えなかった」

( ゚∋゚)《Wild-Cat、此方Ostrich。裏手に着いた、敵影無し》
以下略 AAS



330: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/30(土) 09:59:11.08 ID:U4rZd3EOO
爪が食い込むほど強い力で喉を鷲掴みにされて、お伽話に出てくるドワーフのようなちりちり髭が生えたツラが苦痛に歪む。微かに漏れる呻き声は、こめかみにナイフをぶち込むとピタリと止んだ。

(,,#゚Д゚)「せいっ!」

「ウオッ!?』
以下略 AAS



331: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/30(土) 23:09:19.50 ID:U4rZd3EOO
時雨の“くない”は目標を貫いてからも10m程飛翔した後、重力に従って落下し床で一度カツンと乾いた音を鳴らしてバウンドする。それを合図にしたように撃ち抜かれた敵が前後の穴から血を吹き出して倒れ込み、撥ねた赤い飛沫が鎮守府内の白い壁に染みを作った。

「───Clear」

足下に転がる20と幾つかの“人間だったもの”が身じろぎ一つしないことを確認して、“海軍”兵の1人がナイフに付着した脂をウィングスーツで拭いながら告げる。
以下略 AAS



332: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/01(日) 00:35:25.56 ID:z5UIO6u1O
(,,゚Д゚)「それでファルロ、ガングートが反乱軍に拘束されているとして監禁できそうな場所は?」

( ̄⊥ ̄)「………真っ先に浮かぶのは地下独房だ。機関艤装を外した状態の艦娘なら戦艦でも壊せないよう、戦車道の戦車に用いる特殊カーボンを加工した金属で作られた格子がある。

提督としての執務室も最上階だが司令室はまた地下だ。此方は部屋自体の造りは牢屋以上に頑丈でもある、可能性としてはこの二部屋が最も高いな」
以下略 AAS



333: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/01(日) 21:02:28.94 ID:9pbkn8HwO
本日は再び更新厳しいです。
出張(出向?)期間が本日で終わる(はず)なので、明日から更新安定させられるように頑張ります。

本当に、今回亀更新続きで申し訳ありません


334:名無しNIPPER[sage]
2017/10/02(月) 01:19:25.83 ID:38DS9K1A0
ドンマイです
リアルが大変ならあまり無理せずに、こちらはいくらでも待てますしw


335: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/10/03(火) 22:33:08.43 ID:4G/CO/uY0
地下……か。高度数千メートルの上空から地面の下までとは、世界中で活動する俺達“海軍”の仕事場は縦向きに対しても際限がないらしい。マントルと宇宙空間に行く機会がありゃ地球上の完全制覇達成だ。

(,,゚Д゚)「……って、宇宙は地球上には含まれないわ」

( ̄⊥ ̄)「?」
以下略 AAS



336: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/10/04(水) 21:46:46.38 ID:KBfEQrQA0
(,,゚Д゚)「Ostrich、裏口の制圧はどうなっている?」

( ゚∋゚)《OstrichよりWild-Cat、既に突入・制圧に成功した。Верный以下ロシア兵にも欠員無しだ》

(,,゚Д゚)「OK、そっちももう話を聞いてるかも知れんが敵は未だ地下に戦力を温存している可能性が高い。更にГангутが囚われていた場合こっちもかなりの確率で地下に拘束されている。
以下略 AAS



337: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/10/04(水) 21:49:04.05 ID:KBfEQrQA0
無線自体は直ぐに繋がったが、そこからしばらく耳に届いてくるのは銃声や爆発音、そして人の叫び声ばかり。一向に返答はないまま、たっぷり20秒ほどの時間が過ぎる。

《此方Sparta、鎮守府南部区画より突入したがさっきも言ったとおり敵多数に囲まれている!》

そろそろ焦れてきた頃に飛び込んできた返事は、まるで1キロも向こうから声を届かせようとしているかのような叫び声。鼓膜がびりびりと痛むほど震え、思わず一瞬無線から耳を離した。
以下略 AAS



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