ある門番たちの日常のようです
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332: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/01(日) 00:35:25.56 ID:z5UIO6u1O
(,,゚Д゚)「それでファルロ、ガングートが反乱軍に拘束されているとして監禁できそうな場所は?」

( ̄⊥ ̄)「………真っ先に浮かぶのは地下独房だ。機関艤装を外した状態の艦娘なら戦艦でも壊せないよう、戦車道の戦車に用いる特殊カーボンを加工した金属で作られた格子がある。

提督としての執務室も最上階だが司令室はまた地下だ。此方は部屋自体の造りは牢屋以上に頑丈でもある、可能性としてはこの二部屋が最も高いな」

(,,゚Д゚)「地上階で可能性のあるフロアは?」

( ̄⊥ ̄)「本舎ではないな。……ガングートは正直なところ火力、馬力などのスペック面では日本やドイツで運用される主力艦に比べるとかなり劣るが、それでも“戦艦”だ。拘束具も拘束部屋も、並みのスペックなら容易く粉砕して脱出できる」

(,,゚Д゚)「………なるほどね」

となると、考えられる可能性は三つ。

一つ、ファルロが今上げた通りの部屋に拘束されている。

一つ、ここ以外の区画で適当な拘束施設がある場所に移動されている。

一つ────既に殺害されたか裏切ったか、どちらかの形で拘束する必要がなくなっている。

できれば三つ目の可能性はあまり考えたくないが、“最悪”は既に想定するべきだ。

(,,゚Д゚)「もう一つ聞きたい。地下司令室と独房は近いか?」

( ̄⊥ ̄)「距離は離してある。それにフロアも違うな、独房は地下三階、司令室は地下二階にある。

とはいえあくまで本舎と面積は大して変わらない、せいぜい五分程度の移動で行き来できるな」


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