ある門番たちの日常のようです
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328: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/30(土) 08:13:20.84 ID:U4rZd3EOO
周りの奴等に呼びかけ、俺自身AK-47を構えつつ物陰から立ち上がる。あちらこちらから黒い煙をブスブスと吹いている正面本舎に銃口を向けて警戒してみるが、此方に弾丸が飛んでくる様子はない。

窓際に展開していた奴等は殲滅したか奥に引っ込めさせることに成功したようだ。とはいえ敵の総兵力的に抵抗がコレで打ち止めの筈がないし、“海軍”航空隊と米軍による爆撃の件もある。

時間は有限だ、急ごう。

(,,゚Д゚)「Ostrich、手筈通り裏手に回れ!」

( ゚∋゚)「了解した。総員続け!

Go go go!!」

( ̄⊥ ̄)「Верный、ウチの奴等を半分率いて“海軍”の別働隊を援護しろ!」

「承ったよ、司令官。

……Вперёд!!」

Ostrich率いる別働隊が、右手に分かれて鎮守府本舎を迂回するような形で移動を開始。直ぐ後にはВерныйとロシア兵が続く。

(,,゚Д゚)「艦娘が人間に指示を出すのか」

( ̄⊥ ̄)「彼女は頭の回転が速いし、兵士達からも慕われている。何より、この鎮守府で一番強い。何か問題があるか?」

(,,゚Д゚)「いや、ただ驚いただけさ」

そも、提督や将軍階級の人間まで最前線で銃器構えてドンパチやってるブラック軍隊がとやかく言える立場ではない。

(,,゚Д゚)σ「寧ろ羨ましい限りだよ。“海軍”の艦娘はハチャメチャな強さとひき替えに脳味噌どっかに忘れてきた奴ばっかりだからな」

大理石でできた太い柱に支えられた、玄関口の屋根の部分に到達したところでその「脳味噌を忘れてきた連中」にハンドサインを出す。既に迎撃部隊の殲滅を終えていた時雨と江風が、本舎の窓を油断無く睨みつつ俺達の元へ駆けてくる。


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