240: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/07(木) 21:56:08.71 ID:y5a/8HOy0
(#ФωФ)「航空隊全機、総攻撃に移れ!全火力を投入し最大限損害を拡大せよ!」
《《《Roger》》》
すかさず、今度は此方の航空隊が周囲から分散した敵群体にジェット音を高らかに鳴らしながら肉薄する。大半は空対空兵装に切り替えたF-35だが、本来対地攻撃専用機であるはずのA-10も二個編隊ほど混じっている。
241: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/07(木) 22:34:06.08 ID:y5a/8HOy0
十何発目かの空対空ミサイルが群体の中で弾け、少なくとも20機は下らない敵機が爆発に吹き飛ばされた。間髪を入れず“傷口”に別角度からバルカン弾が撃ち込まれ、更に幾つかの機体が砕けてぼとぼとと墜落していく。
『『───!?!?』』
『『………───!!?』』
242: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/07(木) 23:10:32.31 ID:y5a/8HOy0
周辺に飛来した砲弾が次々と炸裂し、熱風が頬を撫でる。大地震のような揺れにともすれば足を取られそうになるが何とか踏ん張り、倒壊した施設の残骸や砲撃痕を飛び越えてとにかく前進していく。
《敵の砲撃だ!散開s
《至近弾で半数がやられた、後t
243: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/07(木) 23:32:27.12 ID:y5a/8HOy0
本日ここまで。明日は出張先への移動と諸々の作業があるので21:00ぐらいから更新できればと思います
244:名無しNIPPER[sage]
2017/09/08(金) 00:32:07.44 ID:YzPVXAKA0
おつおつ
245: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/08(金) 21:07:25.61 ID:1z/IxxL8O
『『────!!!』』
「残念、通さないわよ!!」
叢雲はそのまま左手から、急降下してきた【Ball】のを迎撃する。機銃掃射と高角砲によって進路を遮られた編隊は一機が機銃の餌食となり、他の機体も突貫適わず忌々しげに上空で反転し離れた位置で隊列を立て直しにかかる。
246: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/08(金) 22:11:14.27 ID:1z/IxxL8O
「えいやっ!!」
気合いと共に手刀が一閃される。
声だけを聞けば、空手部辺りで稽古に精を出す年頃の少女のように爽やかで可憐なものだ。きっと朝方に街角で耳にしたなら、微笑ましい心地になれることだろう。
247: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/08(金) 23:03:31.68 ID:1z/IxxL8O
(#ФωФ)「ふんっ!!」
『グギギィキイイイイッ!!!!!?』
グチュリとあえて音を立てるようにして、束の辺りまで埋まったブレードを捻る。
248: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/08(金) 23:55:57.81 ID:1z/IxxL8O
一歩踏み出した瞬間、計ったように港の方から砲弾が飛来した。ほんの3メートルほど横で火柱と土煙が上がり、“海軍”の兵士が1人吹き飛ばされて目の前を横切っていく。
上半身と下半身が引き千切れ臓物や肉片を飛散させる“それ”が通過する間際だけは、誰かがAV機器の0.1倍速ボタンを押したかのようにゆっくりと周辺の光景が流れていった。頬を掠める幾つかの石礫も、吹き飛ばされた兵士の生気がない虚ろな眼も、立ち上がろうと正面路地の中程で悶えるイ級のひび割れた身体も、新たに飛んできた敵艦の砲弾も、全てがはっきりと我が輩には見えていた。
(#ФωФ)「怯むな!!」
249: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/09(土) 22:35:57.36 ID:F5NmazMOO
だが、後退させた時点で既に此方は十分に目的を果たしている。
『ォオオアアアアアアアッ!!!』
(*#゚ー゚)「ト級以下敵艦隊後続接近!撃て、撃て、撃て!」
250: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/09(土) 23:25:12.30 ID:F5NmazMOO
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