221: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/06(水) 21:20:23.12 ID:WGfcJS2B0
《ChaserよりWild-cat及びOstrich、ムルマンスク鎮守府を視認。もう10分程で侵入する》
《此方Coyote。目標より東に約1.5km地点、クニポヴィチャ通りまで進出。現在民兵と交戦中》
《Rabbit、予定通り目標地点南東の大学構内に突入。現在順調に制圧中、オーバー》
222: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/06(水) 21:44:35.27 ID:WGfcJS2B0
(?゚∋゚)「……どうする?味方の合流まで待つか?」
俺と同じ結論に達したのだろう、Ostrichも少し眉間に皺を寄せて俺に尋ねてきた。
( ゚∋゚)「……Spartaがかなり近い、彼らの突入を待って連携しながら動くという選択肢は取ってもいいと想うが」
223: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/06(水) 22:12:59.38 ID:WGfcJS2B0
(; ∋ )「……別に照れなくてもいいだrウンドルフッ!!!?」
(,,#゚Д゚)「ファルロ、ヴェールヌイ!!」
どうしても俺をありがちな人情キャラにしたいらしい筋肉モリモリマッチョマンのみぞおちに肘を叩き込む。崩れ落ちた巨躯を脇の方に蹴り転がして、俺は怒りが治まらぬまま少し大きな声で二人を呼んだ。
224: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/06(水) 22:32:25.64 ID:WGfcJS2B0
未だ床に寝そべりウンウン唸るOstrichを足先で蹴って起きるよう促す。刺すような視線が下から見上げてきたが勤めて無視していると、やがて微かな呻き声を残して190cmオーバーの巨体が再び屹立した。
( ゚∋゚)「……後で覚えてろ」
(,,゚Д゚)「五秒で忘れることにするよ………江風、時雨、ヴェールヌイ!」
225: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/06(水) 22:56:35.03 ID:WGfcJS2B0
(,,#゚Д゚)「そろそろ本番行くぞ!Ostrich、裏側の入り口から本舎裏手に回り込め!」
( ゚∋゚)「……了解した。
Guys, Let's go!!」
226: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/06(水) 23:16:20.81 ID:WGfcJS2B0
( ̄⊥ ̄)「戦況が絶望的だった頃は、娯楽品やら嗜好品が殆ど市場に出回らなかったのはあんたらも知ってるだろ?
ロシアじゃ酒の類いの流通量がその時の名残で今でもまだまだ少なくてね。
マシにはなったけど値段が高くて、例え軍人でもおいそれと買えるもんじゃないんだ」
227: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/06(水) 23:46:54.76 ID:WGfcJS2B0
《CNNからニュースをお伝えします。
東欧連合軍総司令部はドイツ領内における大規模な反攻作戦を計画していますが、それを実現するための戦力が足りない状況を解決するための方策は未だに見いだせていない模様です》
228: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/06(水) 23:48:59.01 ID:WGfcJS2B0
三連休の小手調べといったところで本日ここまで。明日お昼より更新再開します
229:名無しNIPPER[sage]
2017/09/07(木) 00:42:21.08 ID:jklL8q1A0
おつおつ
国柄というか呪縛というか、危機的状況だからこそぶれないのだろうかw
それとマッスルサイドの方も気になるなw
230: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/07(木) 12:12:28.04 ID:y5a/8HOy0
231: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/07(木) 12:32:54.39 ID:y5a/8HOy0
「ロシア陸軍のジノヴィ=グルージズェ大尉です!“海軍”の援護に参りました!!」
我が輩の元まで駆け寄ってきた男は、ほとんどロシア訛りがない流暢な英語でそう名乗った。白いものが何本か混じった立派な口髭を震わせて、響き渡る砲火の音に飲まれぬようにと懸命に声を張り上げている。
「リクマ=スギウラ准将でお間違いありませんか!?これより、指揮下に入ります!!!」
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