ある門番たちの日常のようです
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223: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/06(水) 22:12:59.38 ID:WGfcJS2B0
(; ∋ )「……別に照れなくてもいいだrウンドルフッ!!!?」

(,,#゚Д゚)「ファルロ、ヴェールヌイ!!」

どうしても俺をありがちな人情キャラにしたいらしい筋肉モリモリマッチョマンのみぞおちに肘を叩き込む。崩れ落ちた巨躯を脇の方に蹴り転がして、俺は怒りが治まらぬまま少し大きな声で二人を呼んだ。

「…………」

( ̄⊥ ̄)「…………その、そこの彼は」

(,,#゚Д゚)「何でも無い、拾い食いで腹でも壊したらしい。30秒で復活するから放置しといてくれ」

駆け寄ってきた二人は怪訝な表情で蹲る大男を一瞬見たが、直ぐに視線を俺に戻した。

(,,゚Д゚)「作戦が方針が決まった、幾つかの友軍部隊が付近まで来ているがこいつらとの合流は待たない。俺達だけでまずは鎮守府の奪還、ガングートの救出に動く」

( ̄⊥ ̄)「了解した」

「Да-с」

二人が、同時に頷く。ヴェールヌイの視線からはまだ敵意が抜けきっていないが、それでも二人とも迷いや余分な感傷は見られない。

完全に、任務に従事する軍人の目付きをしている。

(,,゚Д゚)「で、だ。俺は“海軍”として戦場の場数は踏んでるつもりだが、少なくともこのムルマンスク鎮守府に来たのは初めてだ。ここの地理に関しては、あんたに一日の長がある。

………全体的な指揮の方をお願いしてもよろしいでしょうか、ファルロ少佐殿」

( ̄⊥ ̄)「………それは構わんが、突然敬語に戻られると却って歯がゆい。最初の命令としては、作戦中も敬語無しで今まで通りに接してくれ」

(,,;-Д-)「………あー、了解したよ。今更ながらすまない、少佐」

( ̄⊥ ̄)「なぁに、“海軍”とロシア連邦軍は別組織だ。階級なんて関係ない。

そうだろう?少尉殿」

……どうも、この少佐殿は意外と底意地が悪いらしい。にやりと微笑むファルロを見て、厄介な人間にからかいのタネを与えてしまったと俺は少々後悔した。


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