ある門番たちの日常のようです
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222: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/06(水) 21:44:35.27 ID:WGfcJS2B0
(?゚∋゚)「……どうする?味方の合流まで待つか?」

俺と同じ結論に達したのだろう、Ostrichも少し眉間に皺を寄せて俺に尋ねてきた。

( ゚∋゚)「……Spartaがかなり近い、彼らの突入を待って連携しながら動くという選択肢は取ってもいいと想うが」

(,,゚Д゚)「いや、ここは待たない。俺達だけで先に作戦行動を起こす」

だが、その点について俺の答えは既に出ている。

(,,゚Д゚)「港湾部の敵戦力は続々と増えつつあるし、コラ湾の封鎖もいつまで保つか解らん。ファルロ達との合流は戦力ではかなりデカいプラスだが、時間的には現状かなりのロスになってるのが実情だ。

例え五分でも、味方と息を合わせている余裕はない」

時間的にはロシア正規軍の増援部隊による援護が始まる頃だが、深海棲艦側の総物量が未知数である以上楽観視は出来ない。ロマさんや変態きんに君の存在を加味したとしても実力・練度で埋められる数的不利には限界がある以上、必要なのは迅速な鎮守府の制圧だ。

(,,゚Д゚)「それに、わざわざ“敵”が抵抗を手控えているのはやはり罠の可能性がある。

奴等が鎮守府に戦力を集めるためにこのような形を取っているんだとしたら、合流まで待つことは尚更まずい」

まぁ推測の域を出ない考えではあるし、ロマさんみたいに頭が良いわけでもないから正直精度に疑問符が付くという自覚はある。

だが、さっきも言ったとおり港湾部や全く姿を見せない民兵など不安要素の数々が悠長に考える時間が無いことを示す。

………それに、もう一つ。

(,,゚Д゚)「敵に鹵獲されているガングートの状態も気になる。既にかなりの時間が経ってはいるが、それでも一秒でも早く救出することは無駄にならないはずだ」

( ゚∋゚)「……………フッ」

(,,゚Д゚)「…………なんだよ」

( ゚∋゚)「……それをちゃんと言っていればあの駆逐艦娘もお前をそこまで嫌わなかったんじゃないか?」

(,,゚Д゚)「黙れクソダチョウ」

俺個人の感情でそうしようと言うわけじゃない。単に、最後の手段を取らなければ行けなくなる寸前まで“善処”をやめる気が無いというだけだ。


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